首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う主人公は、モンタージュで刺激的な映像を作り出す。彼女を待ち受けていたのは自ら仕掛けた視覚の罠だった。郵政民営化以前の話で郵政省をめぐる事件が描かれる。郵政省がNTT、放送局も管理してい…
日常の色々
首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う主人公は、モンタージュで刺激的な映像を作り出す。彼女を待ち受けていたのは自ら仕掛けた視覚の罠だった。郵政民営化以前の話で郵政省をめぐる事件が描かれる。郵政省がNTT、放送局も管理してい…
一家殺害事件でひとり生き残った主人公は大学生に成長する。そこで加害者にも同じ年の娘がいたことを知る。正体を隠し、彼女はその女性に会うという話。サスペンスミステリーという事でドキドキしながら読んだ。犯罪は被害者は勿論の事、加害者家族…
初めてこの著者の作品を読んだ。読みやすくて集中して読んだ。孤島の館、十角館を訪れたミステリ研のメンバーが事件に巻き込まれるという話。孤島という場所はどことなくわくわくする。犯人である人物がなんとなく訝しい気はしたけどこういう結末に…
ドンデン返しで有名なミステリー、リンカーン・ライムシリーズ。昔4作目まで読んだな。本作では史上最強の敵ウォッチメイカーが登場するらしい。僕の第二部までの感想は、汚職は非常によくない、怖いけど事件が解決してちょっといい話だったという…
誰が真実を話したの? これが帯のキャッチコピーだ。あの夏、旧家で起きた大量毒殺事件。時を経て、露になった悪意の正体は。というあらすじ。昔読んだのでうろ覚えだが、感想を書いていく。ミステリーで面白かった。謎解きが難しいな。作者は金沢が…
リンカーン・ライムシリーズの第11作。ライムは犯罪の天才ウォッチメーカーが獄中で死亡したとの報を受けた。その直後スキンコレクターと言う犯人が現れる。毒物でタトゥーを刻み毒殺するという犯人。真の狙いは一体何なのかという話。かなり悪い…
リンカーン・ライムシリーズの第9冊。2つの大事件が発生する。ニューヨーク市とメキシコで起こる。宿敵たる天才犯罪者ウォッチメーカーが目撃されたというのだが。ライムの体が動くようになってうれしい。フレッド・デルレイの情報屋の話が興味深…
映画化もされたというミステリー小説。理想の家族に見えた一家が事件に巻き込まれる。隣人、友人らが語るエピソードを通して浮かび上がる彼らの人となり。そして事件の真相は… 読みやすくて僕は一気に読んだ。おっすり...
ラストが印象的なミステリー小説。理解不能な事件の真相を探る主人公がたどり着いた真実とは… 仁藤氏みたいな人が自分の周りにいたら確かにこわい。あと、「三ツ沢氏はチキンだなぁ、すぐ警察に電話すればいいのに。。」と僕ははじめ思ったが、一概…
6編の作品が集められた短編集。SF、ミステリー、ホラーといった多彩な内容だった。僕が面白かったのは、本書のタイトルにもなっている「アメリカの壁」と「幽霊屋敷」という作品かな。アメリカの壁は、ベトナム戦争後の物語である。アメリカが白…
装丁が気になって読んだ作品。今思えば、この表紙の写真は万灯なのかな。著者は「氷菓」シリーズを書いた人だという。アニメを見た友人から、氷菓は気に入ると思うと勧められたのを覚えている。それで、本著についてなのだが、これはおもしろいと感…
「結婚」をテーマにした8つのミステリ短編集。けっこう読みやすい。僕的には「怯える」という作品がハッピーエンドでよかった。すべてが悲しい誤解だったのだよ。巻末には著者の自註解説が載っていた。それによると、「憑かれる」という短編はわず…
12篇のホラー短編が収められた本。どの短編もラストで驚かされるところがあったりして、面白かった。僕が特に印象に残った物語は、「穴二つ」、表題の「よもつひらさか」などかな。「穴二つ」はネットストーカーの話で、昔のパソコン通信をいち早…