数千年の人類の全歴史を酒場の家族の一夜の夢に圧縮した抱腹絶倒、複雑怪奇な傑作の幕開きとの事。暖かくなってきて何かをしたくなる時期である。本書を手に取って読んだ。猥褻な文が多い印象だったなw読みにくいかと思ったが分かりやすかった。作…
日常の色々
数千年の人類の全歴史を酒場の家族の一夜の夢に圧縮した抱腹絶倒、複雑怪奇な傑作の幕開きとの事。暖かくなってきて何かをしたくなる時期である。本書を手に取って読んだ。猥褻な文が多い印象だったなw読みにくいかと思ったが分かりやすかった。作…
ユーモアとウィットの糖衣の中にブラックユーモアの風刺を隠した著者の短編集。海外ではよく親しまれている作家らしい。第一次世界大戦で戦死したとの事。戦争はよくない。「平和的玩具」、「運命」、「おせっかい」などどれも面白かった。甲では主…
1960年代、ロラン・バルトの薫陶を受け、ポストモダニズムの金字塔の書物を世に問い、忽然と行方をくらました謎の思想家アンリ・マンソンジュ。Peggy_Marco / Pixabayhttps://pixabay.com/photo…
2068年、Googleを頂点とするデジタル企業が個人情報を収集し管理している。許諾する見返りに報酬が得られ、ベーシックインカムが成立している。しかし、主人公は不老不死を可能とするエンドレス・プログラムの準備を進めていた。彼女は宇…
20世紀を代表するドイツ最大の教養小説。いとこと一緒にサナトリウムに入った主人公と人との関わりが描かれる。僕は魔の山と言うのは一度入ったら出るのが難しい療養所のことだろうと思っている。僕は入院してのんびりしたいと言う願望がある。し…
作者の晩年の思想をよく表した作品。福音書に伝えられているキリストの教えに従って生きよという考えを説いている。学生時代を懐かしんだ。プロローグの閑人たちの会話も印象に残る。今まで一言も口を聞かなかった客の言う事はもっともだと思った。…
著者の代表作。始まりは1805年夏、ペテルブルグでの夜会。全ヨーロッパ秩序の再編を狙うナポレオンとの戦争(祖国戦争)の時代が舞台。当時のロシアの人びとの姿を描いた作品。本書を読んでの僕の感想は歴史は偶然の積み重ねであるという事だ。…
有名な小説家の作品。ノーベル賞受賞者との事。昔見た映画に登場していたな。本書は新訳版である。メキシコでカジキマグロの漁師をしている老人。不運続きで一人漁に出た。巨大なカジキが獲物に食らいつき、3日間に渡る壮絶な闘いとなる。最後の観…
著者の有名なSF小説。タイムマシンを発明した主人公は、80万年後の未来に行く。そこで見た人類の変わり果てた姿に、彼は衝撃を受けるという物語。僕は過去本書を読んだのだが、3章の初め主人公が未来に行った場面で読むのを止めてしまった。本…
映画化もした有名な作品。言語学者ルイーズの独白で物語が進む。面白かったな。表題作の他の小説も楽しめた。バビロンの塔という短編があったがバベルの塔を表している。ブリューゲルの絵画でもモチーフにした作品があった。僕の大学の英語の教科書…
ヴェルヌの最高傑作という作品。錬金術師の羊皮紙にはアイスランドの火山から地球の中心に達することができると書かれていた。主人公たちは地底への旅に出る。昔、アイスランドへ行った知り合いから本をもらったが、スナイフェルスヨークトルという…
有名な二十世紀の文学者である著者の作品。人口に膾炙した小説だ。平凡なセールスマンのグレゴール・ザムザは夢からさめると、一匹の巨大な毒虫へと変わった自分を発見するという話。平凡な家庭の日常生活に不条理な悲劇が起こる。僕は最後の情景が…
哲学の勉強になる小説。有名な作品だ。僕も興味を持って読んだ。手元に置いておきたくなる本だ。献辞にはこうある。過去3000年の歳月を語れない人は、気づきもないまま真っ暗な暗闇の中で毎日を生きていくゲーテ(電子書籍のためページ数不明)…