山口 厚(著)
岩波出版 (出版社) / 岩波新書
2008年6月20日 (発売日)
新書 (形式)
関心を持って読んだ。
現在主流となっているのは、犯罪とは私たちのかけがえのない利益を害するものだという理解だという。
このように、法で保護される利益は法益と呼ばれている。
すなわち刑法の目的は法益の保護にある。
日本は罪刑法定主義で2つの原則がある。
罰則は法律で定めなければならない法律主義と罰則は施行後の行為にだけ適用され、施行前の行為に遡って適用することはできない遡及処罰の禁止という原則である。
犯罪の中には、法益が実際に侵害されるのを待たずにそれ以前の段階で成立するものがあり法益が侵害される可能性・危険性が生じた段階であるため危険犯と呼ばれている。
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