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日常の色々

六番目の小夜子

恩田陸
新潮社 / 新潮文庫
2015年5月22日 (発売日)
電子書籍 (発行形態)

高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。
三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。
学園生活、友情、恋愛。
やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説の作品とのこと。
面白かったな。
あの人が裏で糸を引いていたとは。
僕は九番目の小夜子を想起する。
その小夜子は9年後に現れる。
現在は9歳だ。
弓道部に所属し、物理学を究道する。
単振動の問題をすぐに解いてしまうのだ。

クリスマスツリーの場面が印象的だ。
幻想かと見間違う場面だった。
思春期の幻だったのだろうか。
僕は学生時代、暗くなった校舎を歩いたことがある。
人っ子一人いない学校には闇が広がっていた。
そんな学校でも夜間の居残りが可能な時期もある。
運動部の合宿などだろう。
ついつい夜更かししてしまうな。

文化部もある。
化学部は化学の実験をする。
キムワイプというティッシュが有名だ。
煮沸を予防する小石もある。

京都 塀通り
20140528_007 Ishibe-koji Alley, Kyoto, JP | 京都市東山区 石塀小路(いしべこうじ)” によって peter-rabbit is licensed under CC BY-NC 2.0 .

還元反応というものは化学反応である。
還元を寝転びたい。

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