西南シルクロードは密林に消える
中国四川省の成都を出発し、ミャンマー北部を通って、インドへ至るという西南シルクロード。
第二次世界大戦後、誰も陸路で完全にたどった人間がいないというルートに高野氏が挑むという本。
3ヶ月? に及んだ旅の様子がいきいきと描かれている。
今回もぶっ飛んだ内容だった。
反政府少数民族ゲリラの助けを借りてジャングルを徒歩で歩き回り(ゾウに乗ったりもしていたが)、身分を隠して国境を越えたり、いろいろなトラブルに巻き込まれたりと、とても危険な旅だっただろう…
よく無事に日本に帰って来られたなぁ。
彼はこの一件でインドを強制送還され、ブラックリストに載ってしまい、インドに入国できなくなったらしい。
この前読んだ別の作品である怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道に話がつながっていくわけか。
もう危ないことはほどほどにしてもらいたいものだな。