松尾 茂起 (Written by) / 上野 高史 (Illustrations)
エムディエヌコーポレーション (Publishing House)
2016November 1, 2008 (Release date)
Kindle version (Format)
謎のWebマーケッター「ボーン・片桐」が活躍するシリーズの2作目。
今回はホームページやブログ、SNSなどで文章を書くときにどのように文章を書けばいいのかについて取り上げている。
今作ももともとはWeb上のコンテンツだったようで、このホームページで物語の内容は公開されているみたい。
架空の旅館「みやび屋」を舞台に、旅館にお客さんを呼ぶためのSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)などを考慮したライティングが説明されている。
前作と比べて今作は、僕が知らないことが多かった。
僕みたいに個人のブログを書くなら、本書の内容のようにそこまで深く考えなくてもいいかと思うが、いろいろな情報サイトを運営するとなると、読み手のことを考え抜いた文章を書かないといけないんだなと感じた。
Webライティングも大変だ。
ためになったこと
- 「検索意図」と「検索結果」の関係
- 重視すべき3つの要素—「専門性」「網羅性」「信頼性」
- USP(Unique Selling Proposition:他社にはない独自の強み)
- 選択のパラドックス
- 文章を読んでもらうために重要な3つのこと
- ユーティリティ要素を意識する
- キーワードプランナー
- エンターテインメントの本質
- CMS(コンテンツマネジメントシステム)
- 取材を成功させるためのポイント
- SEOに強いライター
- コミュニケーションにつながる演出
- ソーシャルメディアでの拡散につながるコンテンツ
前作で登場した高橋くんが成長して現れたり、ライティング拳法を操る元ライターが出てきたりと面白かった。
推敲校閲衝って技は何だw
最後はボーン・片桐のフィードバックループが敵を打ち倒したのであった。
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