原作を読んでいないのだけども本書を読んでみた。完成度の高い小説らしい。第4部とくに第10編「少年たち」に現れるいくつかの謎にみちたディテールの存在が続編につながる何かなのではないかと著者はいう。エピローグも修正されているよう。同じ…
日常の色々
原作を読んでいないのだけども本書を読んでみた。完成度の高い小説らしい。第4部とくに第10編「少年たち」に現れるいくつかの謎にみちたディテールの存在が続編につながる何かなのではないかと著者はいう。エピローグも修正されているよう。同じ…
ダーウィンフィンチはダーウィンの進化の研究で重大ではなかった。進化に関わるプロセスでそのうち特に重要なものが突然変異、自然選択(自然淘汰)、遺伝的浮動である。異なるニッチに適応した多数の種が進化すると交流も阻害され適応放散と呼ばれ…
関心を持って読んだ。現在主流となっているのは、犯罪とは私たちのかけがえのない利益を害するものだという理解だという。このように、法で保護される利益は法益と呼ばれている。すなわち刑法の目的は法益の保護にある。日本は罪刑法定主義で2つの…
積み本?を最近読んでいる。化学、量子化学、宇宙科学、医学などの内容だった。量子論では不確定性原理があり、原子の世界では同時に位置と時間を正確に表すことができず、確率で表されるだけという。シュレディンガー方程式を解くのか。こういう話…
暇なのでなんとなく本書を読んだ。フーコー、ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、リオタールなどの思想を軸に「私」の「生と死」の問題を徹底的に考えた本だという。僕には馴染みがない思想家が多かった。全部読むと納得できた。著者は非常に論理的…
前書きによると、本書は現代思想をただ概説するのではなく、現代思想をツールとして使いこなす技法を実演(パフォーマンス)するものだという。というのも、イギリスやアメリカでは思想を人間の共有財産と見なし、思想を実践する姿勢があるらしい。…
マニアックな鉄道時刻表についての本。素人の僕がサラサラと読んだが、列車ダイヤと時刻表についての話、国鉄の路線を擬人化しての集会の話などなど知らないことが載っていて興味深かった。白紙ダイヤ改正というのは大変なことなのだな。作成者の人…
1960-1961年の半年間、留学生としてアメリカテネシー州のナッシュヴィルで過ごした作家の手記。本書では日々の生活の様子が読みやすく描かれている。アメリカは広大で、気候も厳しいみたい。ナッシュヴィルはアメリカ南部と北部の境に位置…
Amazonのカスタマーレビューでかなり高評価な本書を読んだ。中東地域について、現在の情勢を含めた様々なことが分かりやすく書かれており、勉強になった。今までの歴史、各国の思惑、感情がいろいろあるみたいだ。著者は博識だな。近年は圧倒…
有名な小説家である著者が、小説の書き方を述べる本。著者は大学の建築学科の先生らしい。二足のわらじを履いて仕事をしているわけで、すごいなぁ。本書では小説家として仕事をする中で経験から考えたこと、感じたこと、出版業界のこととか、心構え…
アマゾンを作ったジェフ・ベゾスとアマゾンという企業の考え方について書かれた本。いろいろためになることが書いてあった。アマゾンは顧客中心ということみたいだな。利用者から見れば素晴らしい。しかし、アマゾンで働きたいかと言われると、それ…
日本を代表するカメラマンであるという森山氏の写真に対する考え方が書かれたような本。森山氏は路上スナップ撮影に一貫して重点を置いてきたという。スナップとは被写体の自然な表情、動作を瞬間的に写す撮影手法みたい。本書のために街や道路で撮…
UFOと宇宙人についての神話をポストモダンのアメリカ社会=現代社会という視点から読み解いた本。僕はこの本けっこう好きなのです。大澤真幸氏の著作やいろいろな思想家の考えなどが出てくる。ボードリヤールという人のシミュラークル、ハイパー…