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「フランス文学」に関する記事

恋愛論

まず恋には結晶作用がある。われわれの出会うあらゆる物を機縁に、愛する対象が新しい美点を持っている事を発見する精神の作用である。そして情熱恋愛、趣味恋愛、肉体的恋愛、虚栄恋愛がある。僕の考えだと情熱、遊戯、快楽、嘘欲というようかしら…

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異邦人

なんとなくこの小説を読み返した。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、不条理の認識を追求した作品だという。読んでいると、僕はムルソーに感情移入しちゃって彼がそんなにひどい人間だとは思えないのだけどな。彼が自分の行…

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巴里の憂鬱

フランスの詩人の作品。パリの群集のなかでの孤独を半ば自伝的にしるした散文詩全50篇が収録されているという。昔のパリの情景が浮かんでくるようだった。僕の個人的な感想としてはけっこう読みやすかったかな。特に前半部分がおもしろかった。僕…

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地獄の季節

有名なフランスの詩人の作品。表題作の「地獄の季節」と「飾画」という2つの作品が載っている。僕は今まで読んだことがなく、今回初めて読みました。なんとなく意味が分かるところもあれば、何を言っているのかよく分からないところもあったが、と…

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