有名な小説家の作品。ノーベル賞受賞者との事。昔見た映画に登場していたな。本書は新訳版である。メキシコでカジキマグロの漁師をしている老人。不運続きで一人漁に出た。巨大なカジキが獲物に食らいつき、3日間に渡る壮絶な闘いとなる。最後の観…
日常の色々
有名な小説家の作品。ノーベル賞受賞者との事。昔見た映画に登場していたな。本書は新訳版である。メキシコでカジキマグロの漁師をしている老人。不運続きで一人漁に出た。巨大なカジキが獲物に食らいつき、3日間に渡る壮絶な闘いとなる。最後の観…
映画化もした有名な作品。言語学者ルイーズの独白で物語が進む。面白かったな。表題作の他の小説も楽しめた。バビロンの塔という短編があったがバベルの塔を表している。ブリューゲルの絵画でもモチーフにした作品があった。僕の大学の英語の教科書…
大作長編。スーパーフルーによって滅亡した世界。善の下に集う生存者たちとそれを狙う悪の闘いを描く。社会秩序が無くなっていく様が恐ろしい。ドキドキしながら読み進めた。生き残ったのはスチューとフラニーだけなんだよな。グレン、ニック、トム…
ホラーの中篇集。1篇は夜明けの飛行機に乗った主人公。ところが目覚めると乗客が皆消えていたという話。ニックが最期に見た光景が…僕はトゥーミーが印象深い。初めて本書を読んだ時は大人は考えが硬いなと思った。しかし自分が大人になるにつれト…
ドンデン返しで有名なミステリー、リンカーン・ライムシリーズ。昔4作目まで読んだな。本作では史上最強の敵ウォッチメイカーが登場するらしい。僕の第二部までの感想は、汚職は非常によくない、怖いけど事件が解決してちょっといい話だったという…
僕の趣味の話になるのだが、現代アメリカを代表する小説家・スティーヴン・キングの特集号を読んだ。1970年代のモダンホラーのよく知られている作家だ。近年はスティーヴン・キング作品の映像化ラッシュだったという。僕は高校生、大学生の時、…
50代の会計士ヘンリーはサイコロと各種一覧表を使った複雑な野球ゲームを考案し没頭する。しかし架空のリーグ、ユニヴァーサル野球協会の試合中に起きた大事件をきっかけにゲームと現実の境界が崩れ始めるのだった。最後は虚構にすっかり浸食され…
リンカーン・ライムシリーズの第11作。ライムは犯罪の天才ウォッチメーカーが獄中で死亡したとの報を受けた。その直後スキンコレクターと言う犯人が現れる。毒物でタトゥーを刻み毒殺するという犯人。真の狙いは一体何なのかという話。かなり悪い…
リンカーン・ライムシリーズの第9冊。2つの大事件が発生する。ニューヨーク市とメキシコで起こる。宿敵たる天才犯罪者ウォッチメーカーが目撃されたというのだが。ライムの体が動くようになってうれしい。フレッド・デルレイの情報屋の話が興味深…
絢爛豪華な邸宅に贅沢な車を持ち、夜ごと盛大なパーティを開く男ギャッツビー。ここまで富を築き上げてきたのはすべて、かつての恋人を取り戻すためだったという物語。面白かった。作者は音楽に造詣が深いな。ウラディミール・トストフのジャズの世…
5年余りの綿密な取材をもとに書かれたノンフィクション・ノヴェルだという。600ページくらいでボリュームがあった。アメリカのカンザス州で実際に起きた殺人事件について書かれている。どんどんエスカレートしていく犯人たちの行動が怖かった。…
現代アメリカの実力派作家の作品だという本小説。3章から成っていて、ニューヨークの過去、現在、未来が描かれている。幽霊物語?、スリラー、SFとそれぞれのジャンルも多彩だ。どれも甲乙つけがたい…本書は9.11以後の悩めるアメリカが生ん…
著者が9・11を、初めて、小説の大きな要素として描いた作品みたい。巻末の訳者あとがきを読むと、著者はニューヨークのブルックリン在住ということで、事件から受けた衝撃が大きかったことが想像できる。僕は知らなかったが、その後のアメリカで…