10年前に姿を消した1人の友人。再び集まった主人公たちは旅先で出会った不思議な体験を語りだす。とある画家が描いた連作絵画「夜行」がそこには関わっているらしいのだが…という話。ところどころ怖かったが、まぁあくまでフィクションだし。リ…
日常の色々
10年前に姿を消した1人の友人。再び集まった主人公たちは旅先で出会った不思議な体験を語りだす。とある画家が描いた連作絵画「夜行」がそこには関わっているらしいのだが…という話。ところどころ怖かったが、まぁあくまでフィクションだし。リ…
第3巻はインターネット時代の著作権についてかな。僕が勉強になったのはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)などの項。EUにはユーロピアーナなるデジタルアーカイブがあるとか。国立国会図書館には電子図書館があるらしい。…
第2巻はソフトウェア、またオープンソースソフトウェアについて。Scratchの本を書かれている阿部和広さんが第3章を執筆されていた。第5章では代表的なOSSライセンス(MITライセンス、GPL、CCなど)とその特徴が簡単に書かれて…
なんとなくこの全集を読み始めた。第1巻はインターネットについてだ。僕の知らないことがいろいろ書いてあった。昔の国内通信はNTT、海外通信はKDDIの独占事業だったらしい。あと、長野オリンピックのサイトがウェブアクセシビリティに本格…
夫と別居している若い女親のゆれ動き、不安を短編連作で表した作品らしい。どの方角にも窓がある明るい部屋での1年間の物語。日当たり良好でいいものだ。パラパラと読んだが、世間の男女関係はやっかいで大変だなと思った。僕にはあまり馴染みがな…
コラムでもエッセイでも、ノンフィクションでも小説でもないと著者が語る、新しいスタイルの33の物語とのこと。アメリカの新聞に連載されているようなコラムを目指しているうちに、新たな境地に達したということみたいだ。おもしろかったのは、「…
なんとなくこの著者の作品を読んでみた。新日本風土記というテレビ番組の「雪の夜」を見たことがあるが、そこで登場した新潟の風景が思い起こされた。番組では、江戸時代の名著であるという鈴木牧之さんの北越雪譜などが紹介されていたのだが、本作…
3編の連作エッセイ。巻末の解説によるとエッセイというより論文?本書のテーマは国家と現代の平和、正統と異端についてから始まる。そして、定まった土地で農耕をする定着民と定着を拒んだ遊牧民に関して、人間の歴史が語られる。最後の表題作は都…
所謂、命終3部作が収録された短編集だという。著者は千家元麿さんという詩人に師事していたそうで、千家さんの作品と思い出から師について読み解く作品が2作、あと著者の私小説が4作載っていた。淡々とした中に作者の人生の喜びと悲しみが感じら…
怖い絵シリーズの第2弾。今回僕が印象的だったのは次の作品かな。 レーピン-皇女ソフィア セガンティーニ-悪しき母たち アンソール-仮面にかこまれた自画像 ホガース-ジン横丁 ゴヤ-マドリッド、一八〇八年五月三日アンソールの「仮面に…
1960-1961年の半年間、留学生としてアメリカテネシー州のナッシュヴィルで過ごした作家の手記。本書では日々の生活の様子が読みやすく描かれている。アメリカは広大で、気候も厳しいみたい。ナッシュヴィルはアメリカ南部と北部の境に位置…
Amazonでかなりの高評価である本書を読んだ。実在の事件を扱ったノンフィクションドキュメントだ。北関東、栃木と群馬で起きた連続誘拐殺人事件。だが、全てが連続事件とは見なされず、のちに1件の事件のみが容疑者逮捕により解決済みとされ…
15編が収録されたエッセイ集。著者の知り合いの多さ、読書家である様子が伝わってくる。僕が特に興味をひかれたのは「君だけがしっている」と「赤や緑や青や黄や」かな。前者では献辞についての話が書かれていた。献辞とは本の冒頭によく書かれて…