亀山 郁夫 (著)
光文社 (出版社) / 光文社新書
2007年9月20日 (発売日)
Kindle版 (フォーマット)
原作を読んでいないのだけども本書を読んでみた。
完成度の高い小説らしい。
第4部とくに第10編「少年たち」に現れるいくつかの謎にみちたディテールの存在が続編につながる何かなのではないかと著者はいう。
エピローグも修正されているよう。
同じモチーフがくりかえしあらわれることを筆者によるとパラレリズムという。
多声性(ポリフォニー)は文学では、作者の主観から独立して登場人物たちがみずから自由に声を放つもの。
ドラマトゥルギーは演劇の本質や方法に関する理論の総称の意味。
アリョーシャ=皇帝暗殺者説は当てはまらないと作者は考えているみたい。
11節で第二の小説続編のプロットが空想されている。
コーリャが皇帝暗殺未遂者となる。
世界文学の最高峰でミステリー仕立て、ソープオペラ、法定ドラマとして面白いようです。
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