合理的なのに愚かな戦略

合理的なのに愚かな戦略

ルディー和子 (著)
日本実業出版社 (出版社)
2014年11月1日 (発売日)
Kindle版 (フォーマット)

だいぶ昔に買った本を何となく読んだので、せっかくだからまとめておこうっと。
経営者や経営陣が経営やマーケティングの戦略を立てる際の意思決定プロセスには、論理的で理性的なものと感情的なものの2つがあるということなどが書かれている。

  1. 主張すべきことは主張する本当の顧客志向
     技術を誇示するだけの持続的イノベーションと破壊的イノベーション
     リスク
  2. 大事な価格とパターン認識と感情のタグづけ
  3. ヨーロッパのラグジュリー・ブランドと日本の企業ブランド、流通チャネルのしがらみ
     消費者の無意識の記憶と感情
  4. コミュニケーション下手な日本人
     社交性は多様性
  5. 大企業は稀有な存在
     惰性と損失回避性
  6. 限定合理性
     認知バイアス
     選択の本質は何かを選ばないことにある
     小企業が日本を救う

著者はマーケティングの専門家らしいが、説明にあったように行動経済学、人文学、社会科学など幅広い知見で論を進めていると感じた。
「逆説」がキーワードで面白い。
クレイトン・クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」という本は有名なのだな。
新しい本も発売されているみたいで、いつか機会があったら読もう…

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