井伏 鱒二 (著)
新潮社 (出版社) / 新潮文庫
1948年1月15日 (発売日)
文庫 (形式)
12編の短編集。
主に著者の初期作品の代表作らしい。
パラパラと読んだが、僕は表題作が気に入ったな。
岩屋から外へ出られなくなった山椒魚をユーモラスに描いている。
この動物について僕は全然詳しくないがなんとなくのんきな印象を持つので、閉じ込められちゃうやつもいるのかもしれないと思った。
あと、巻末に書かれていた亀井勝一郎さんの『「山椒魚」について』という文章がよかった。
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