ロラン・バルト (著) / 沢崎 浩平 (翻訳), 萩原 芳子 (翻訳)
みすず書房 (出版社)
1989年4月 (発売日)
単行本 (形式)
有名な哲学者、批評家であるらしい著者の作品。
知識が浅い僕は全然知らなかった。
本書は4篇のテクストから成っている。
故郷バイヨンヌの風光と思い出を語った「南西部の光」とモロッコでの見聞を記録した表題作が僕は印象に残ったかな。
かの地はきっと良い気候なのだろうな。
巻末に書かれていたが、著者は小説でもエッセイでもない第3の形式ロマネスクを探求していたみたい。
そのもっとも重要な構成要素が偶景(アンシダン:incident)と呼ばれるものだとか。
偶景の代表的な事柄は「今日の天気」なんだ。
フランスの思想家はいろいろ考えるものだ。
深遠だ。
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