星々の生まれるところ

星々の生まれるところ

マイケル・カニンガム (著) / 南条 竹則 (翻訳)
集英社 (出版社)
2006年10月1日 (発売日)
単行本 (形式)

現代アメリカの実力派作家の作品だという本小説。
3章から成っていて、ニューヨークの過去、現在、未来が描かれている。
幽霊物語?、スリラー、SFとそれぞれのジャンルも多彩だ。
どれも甲乙つけがたい…

本書は9.11以後の悩めるアメリカが生んだ物語らしい。
確かに読んでいると事件を想起させる場面が出てきて、その影響を感じさせられた。
映画化もされるのかしら。

また、何度も引用されるのはウォルト・ホイットマンというアメリカの幻視家詩人の詩。
「草の葉」という作品からの引用なのかな。
彼が書いていた詩は合衆国そのものと言ってもいいと本書に書かれていた。
僕は知らなかったのだが、有名な人みたいだ。

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