ドナルド・D. パルマー (著) / 澤田 直 (翻訳)
筑摩書房 (出版社) / ちくま学芸文庫
2003年10月 (発売日)
文庫 (形式)
20世紀の最も有名な哲学者ジャン=ポール・サルトルについての入門書。
サルトルは実存主義という言葉を作ったことで有名なのかな。
いろいろな本を読んでいると、「実存」というキーワードが時折登場してくるので、これは大事なのだろうと思い本書を手に取ったわけです。
本書では「嘔吐」、「存在と無」、「弁証法的理性批判」など、サルトルの著作物について説明されていたが、難しかったので僕はパラパラと読んだw
読みやすいように、イラストがたくさん描かれてはいたが…
実存主義とは「実存は本質に先立つ」ということらしい。
人間を本質から考えるのではなく、現在に投げ出され存在してしまっているという個々の実存の事実から捉える思想か。
自由である人間にとって、孤独や不安はつきものであり、その中で選択し創造していこうということみたい。
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