小説家という職業
有名な小説家である著者が、小説の書き方を述べる本。
著者は大学の建築学科の先生らしい。
二足のわらじを履いて仕事をしているわけで、すごいなぁ。
本書では小説家として仕事をする中で経験から考えたこと、感じたこと、出版業界のこととか、心構え、創作についてなど様々書かれていた。
自分の頭で物を考えるタイプの人らしく、独特な考えだなと思うこともあったが、読んで勉強になった。
人間の行為は自分の価値観と周囲の欲求のせめぎあいに常にさらされ、1つ1つの判断によって道筋が少しずつ決まっていくものという考えとかね。
あと、小説には、その世界をたった一人の人間が創りだしたという凄さがあるという考えとか。
僕はこの作者の作品を読んだことがないのだけれど、興味が湧いてきたぞ~