各分野の一線で活躍する人たちの講演と対談をまとめた本。
大学教授の永田和宏氏が、京都産業大学創立50周年を記念して企画した「マイ・チャレンジ」というものを本にしたのだという。
永田氏は、最近の若者は憧れるということをしないのではと心配し、偉い人でも失敗や挫折を経験してきたのだと伝えようと本企画を立ち上げたみたい。
若い人のことを考えたいい企画だなぁ。
読んでみて、僕は知っていることも多かったが、いろいろ勉強になった。
棋士の羽生さんや映画監督の是枝さんの話が、個人的にはおもしろかったかな。
ミスをした後にミスを重ねて傷を深くしないこと、相手の立場で考えること、直接的に言わずに伝えること、誰か一人に向けて作ること、自分の言葉で話すことなどなど参考になった。