文豪はみんな、うつ
精神科医の著者が10人の日本の文豪の精神状態、症状などを分析した本。
僕が興味深かったのは夏目漱石、芥川龍之介、島田清次郎、宮沢賢治についての章だ。
昔は精神病の良い薬もなかったから、一度病気にかかってしまうと大変だったのだろう。
現代は医学が発達していて良かった。
とはいえ、病気には気をつけないといけないな。
ストレスや周りの不幸、激務、体の病気などで精神病は誘発されることが多いのかな。
健康的な生活を送りたいものだ。
なかでも特に島田清次郎という作家は悲惨なことになった印象。
僕はこの作家を今まで知らなかったのだが、可哀想と思った。
やっぱり人間一人では生きていけないのだなぁ。
周りと協調していかないとな。
後世に語り継がれる作品を残した文豪たちではあるが、その生涯は幸福とは程遠かったという。
病気になる、ならないは私たちにどうすることもできない部分があるから仕方ない面もあると思う。
ただ、自分の人生において何が大事で優先すべきことなのかを、しっかり自分で選択して見定めないといけないのだろう。