レッド・ドラゴン〔新訳版〕下
有名なサイコサスペンス小説。
この3部作は僕も昔読んだし、映画も見た。
かなり怖いけどな。
最近また読みたくなってこの新訳版を買った。
本書は3部作の中では一番最初の物語だ。
映画のキャッチコピーは「《悪の根源》を知る為には その原点に戻らねばならない」だったはず。
本書ではウィリアム・ブレイクの水彩画「巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女」が重要な役割を果たしている。
レッド・ドラゴンとはこの絵に描かれている竜のことで、キリスト教のヨハネの黙示録に記される黙示録の獣のことみたい。
確か小説版と映画版ではラストがちょっと異なるんだっけか。
小説版のラストでは主人公ウィル・グレアムが悲惨なことになる…
しかし犯人逮捕のためがんばったグレアムは英雄だな。
彼はこの捜査に携わることに決めたという自身の最初の選択を後悔しているだろうか?
悔やんではいないだろうと僕は思っていた。
ただ、僕はよく覚えていなかったのだが、話によるとグレアムは事件解決後酔っぱらいになってしまったらしい。
あらら。
モリーとウィリーとは別れたのかな。
やっぱり怪我をして一人ぼっちは辛かったのか…
グレアムにはぜひともFBIに復帰してもらって、また事件をどんどん解決してもらいたいなと思った。