電通とリクルート
電通とリクルート、大企業2社について書かれた本。
マス・メディアを通じた広告であらゆる商品を売ってきた電通と、就職や住宅購入等、「人生の節目」をビジネスにしたリクルート。
インターネットと共に我々の欲望はどこへ向かい、彼らはその欲望の創出にどう関わろうとしているのか。
興味を持って読んだ。
リクルート事件、ミシュラン日本版というものがあった。
どういうものだったっけな。
発散型と収束型の広告もキーワードだ。
広告は、夢を見せても夢への道のりを教えてこなかった。その道のりを知りたい、というニーズに応えたのが情報誌だった。
(p.96)
アルバイト、転職の情報誌は沢山ある。
フロムエー、ワーキンなどだ。
道のりという事だが、就職活動は大変だ。
一応、面接で気をつける事、履歴書の書き方などは情報誌に載っている。
それでも採用活動を突破できない人もいると思う。
インターンに行くのがいいかもしれない。
本書では著者はどうやら1970年代後半から1980年代にかけて起きた変化が原因になっているという。
何が起こったのだろう。
高度経済成長期の終焉とバブル期の始まり。
日本の衰退はここ20年くらいだっけ。
バブルという泡が日本経済を覆ったのだ。
LUSHのバブルバスに入りながら僕はそんな事を思った。
あぶくというものはやはりすぐに消えてしまう。
不動産価格の上昇というあぶくが出てきたのかしら。
サブプライムローン問題はあぶくではない。
低所得者層の未返済問題が金融商品となって世界中に波及した。
大手証券会社も倒産した。
日本でもサブプライム世代という就職困難期があった。