現代日本の思想が当面する問題は何か。 その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。 日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互作用を構造的な視覚から追究していくことによって、日本の思想のありかたを浮き彫りにし…
日常の色々
現代日本の思想が当面する問題は何か。 その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。 日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互作用を構造的な視覚から追究していくことによって、日本の思想のありかたを浮き彫りにし…
本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であるとの事。面白かった。勉強になるな。体重が重要である。ヒトデはサンゴを食べてしまうのだ。植物についても…
ある夏の午後、僕は父と一緒に猫を海岸に棄てに行った。 語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、自らのルーツを綴る。 面白かった。 お父さんは住職の息子だったのだな。 浄土宗らしい。 南無阿弥陀仏。 京都は空襲を受けなかっ…
数千年の人類の全歴史を酒場の家族の一夜の夢に圧縮した抱腹絶倒、複雑怪奇な傑作の幕開きとの事。暖かくなってきて何かをしたくなる時期である。本書を手に取って読んだ。猥褻な文が多い印象だったなw読みにくいかと思ったが分かりやすかった。作…
ユーモアとウィットの糖衣の中にブラックユーモアの風刺を隠した著者の短編集。海外ではよく親しまれている作家らしい。第一次世界大戦で戦死したとの事。戦争はよくない。「平和的玩具」、「運命」、「おせっかい」などどれも面白かった。甲では主…
1960年代、ロラン・バルトの薫陶を受け、ポストモダニズムの金字塔の書物を世に問い、忽然と行方をくらました謎の思想家アンリ・マンソンジュ。Peggy_Marco / Pixabayhttps://pixabay.com/photo…
著名な乙武洋匡氏の著作。昔のベストセラーだ。早稲田大学政治経済学部在学中の作品。障害があるなしは関係なく、障害者でも健常者でも楽しく生きていけるという内容だ。僕が読んだハードカバー版は漢字に読みがながついていて、小学生も読めるよう…
有名な小説。高校生の時読んだ風を思い出した。砂丘へ出かけた男が砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。脱出を試みる男、ひきとめておこうとする女。サスペンスあふれる展開の物語だ。ラストが印象的だ。僕の所感を書いていく。共同体に…
2068年、Googleを頂点とするデジタル企業が個人情報を収集し管理している。許諾する見返りに報酬が得られ、ベーシックインカムが成立している。しかし、主人公は不老不死を可能とするエンドレス・プログラムの準備を進めていた。彼女は宇…
僕は1度も被災地を訪れたことがない。今後足を運びたい。本書は東日本大震災に熟考した筆者の持てる力の全てを注ぎ込み、震災の現実を多面的にとらえる一冊である。パラパラ読めてわかりやすい。おすすめの本だ。作者の静かな怒りを感じる。一億総…
20世紀を代表するドイツ最大の教養小説。いとこと一緒にサナトリウムに入った主人公と人との関わりが描かれる。僕は魔の山と言うのは一度入ったら出るのが難しい療養所のことだろうと思っている。僕は入院してのんびりしたいと言う願望がある。し…
ソフィーの世界の副読本。元本とは違って読みにくい本だが興味深い。ソフィーの世界は日本で発売1年で68刷168万部も売れているらしい。しかしベストセラー小説ソフィーの世界には批判もある。批判も肯定もあるがそのようなことが書かれている…
首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う主人公は、モンタージュで刺激的な映像を作り出す。彼女を待ち受けていたのは自ら仕掛けた視覚の罠だった。郵政民営化以前の話で郵政省をめぐる事件が描かれる。郵政省がNTT、放送局も管理してい…