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日常の色々

「読書感想」に関する記事

日本の思想

現代日本の思想が当面する問題は何か。 その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。 日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互作用を構造的な視覚から追究していくことによって、日本の思想のありかたを浮き彫りにし…

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猫を棄てる

ある夏の午後、僕は父と一緒に猫を海岸に棄てに行った。 語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、自らのルーツを綴る。 面白かった。 お父さんは住職の息子だったのだな。 浄土宗らしい。 南無阿弥陀仏。 京都は空襲を受けなかっ…

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五体不満足

著名な乙武洋匡氏の著作。昔のベストセラーだ。早稲田大学政治経済学部在学中の作品。障害があるなしは関係なく、障害者でも健常者でも楽しく生きていけるという内容だ。僕が読んだハードカバー版は漢字に読みがながついていて、小学生も読めるよう…

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砂の女

有名な小説。高校生の時読んだ風を思い出した。砂丘へ出かけた男が砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。脱出を試みる男、ひきとめておこうとする女。サスペンスあふれる展開の物語だ。ラストが印象的だ。僕の所感を書いていく。共同体に…

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春を恨んだりはしない

僕は1度も被災地を訪れたことがない。今後足を運びたい。本書は東日本大震災に熟考した筆者の持てる力の全てを注ぎ込み、震災の現実を多面的にとらえる一冊である。パラパラ読めてわかりやすい。おすすめの本だ。作者の静かな怒りを感じる。一億総…

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『ソフィーの世界』の世界

ソフィーの世界の副読本。元本とは違って読みにくい本だが興味深い。ソフィーの世界は日本で発売1年で68刷168万部も売れているらしい。しかしベストセラー小説ソフィーの世界には批判もある。批判も肯定もあるがそのようなことが書かれている…

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