ドンデン返しで有名なミステリー、リンカーン・ライムシリーズ。昔4作目まで読んだな。本作では史上最強の敵ウォッチメイカーが登場するらしい。僕の第二部までの感想は、汚職は非常によくない、怖いけど事件が解決してちょっといい話だったという…
日常の色々
ドンデン返しで有名なミステリー、リンカーン・ライムシリーズ。昔4作目まで読んだな。本作では史上最強の敵ウォッチメイカーが登場するらしい。僕の第二部までの感想は、汚職は非常によくない、怖いけど事件が解決してちょっといい話だったという…
僕の趣味の話になるのだが、現代アメリカを代表する小説家・スティーヴン・キングの特集号を読んだ。1970年代のモダンホラーのよく知られている作家だ。近年はスティーヴン・キング作品の映像化ラッシュだったという。僕は高校生、大学生の時、…
暇なのでなんとなく本書を読んだ。フーコー、ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、リオタールなどの思想を軸に「私」の「生と死」の問題を徹底的に考えた本だという。僕には馴染みがない思想家が多かった。全部読むと納得できた。著者は非常に論理的…
前書きによると、本書は現代思想をただ概説するのではなく、現代思想をツールとして使いこなす技法を実演(パフォーマンス)するものだという。というのも、イギリスやアメリカでは思想を人間の共有財産と見なし、思想を実践する姿勢があるらしい。…
青春三部作というものの完結編らしい。北海道へ羊を探しに行くという内容だった。文庫版のカスタマーレビューを読んでいたら作者が実際に北海道に滞在した経験があったと書いている方がいて、確かに描かれているものが現実的な気がした。描写や比喩…
アニメは「設定が命」が信条の浅草氏、アニメーター志望の水崎氏、お金儲けが大好きな金森氏、3人の高校生が映像研を創部、彼女たちがアニメ制作に情熱を燃やすストーリーだ。生き生きしたキャラクター、細密な背景、詳しい設定と世界観などに僕は…
グリコ・森永事件をモデルにしたフィクションだという。古いテープから脅迫事件に使われた幼少期の自分の声を見つけ衝撃を受ける曽根氏と、事件を調べる新聞記者阿久津氏の物語がやがて交錯する。事件の発生日時、場所、脅迫・挑戦状の内容、事件報…
脳卒中になった脳解剖学者(神経解剖学者)の回復について述べられた本。作者は脳の左半球でのひどい出血のため左脳の言語中枢、時間感覚を失ってしまう。脳卒中で左脳の認知機能が徐々に衰えていく様の体験記は驚きだ、本人にしか書けないだろうな…
大学教授唯野先生のけったいな日々の生活と文学理論の講義から成る小説。1990年のベストセラーか。文学批評について知りたくて手に取ったが分かりやすかった。次の文芸批評論が書かれている。印象批評新批評ロシア・フォルマリズム現象学解釈学…
サクッと読める。仮想通貨について書かれており、ビットコインとはそんな感じなんだと思った。最近の新しい題材で面白かったな。後半のWeb会議の場面が僕は印象に残った。…
僕は単行本版を読んだ。サクッと読める。岩手が舞台か。「あの日」以降、主人公の同僚で飲み仲間、釣り仲間であった友人の日浅氏が行方不明となる。大きなものの崩壊に感慨を持つ気質だという日浅氏の、父親から話されるもう一つの顔とは。息子を悪…
50代の会計士ヘンリーはサイコロと各種一覧表を使った複雑な野球ゲームを考案し没頭する。しかし架空のリーグ、ユニヴァーサル野球協会の試合中に起きた大事件をきっかけにゲームと現実の境界が崩れ始めるのだった。最後は虚構にすっかり浸食され…
主人公は女性ロックバンドギタリスト。10代最後の夏、敬愛するボーカルの男性が死を遂げる。偽名で身元不明の変死体?、居ても立っても居られない彼女は彼の真実を求めて走り出す。徐々に明らかになる事実。ガーリーでミュージックな青春小説。解…