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「文学」に関する記事

物語論 基礎と応用

物語の背後にある設計図を論じる理論、文学の研究をする科学である物語論(ナラトロジー)について書かれた本。いろいろな作品を取りあげて具体的なテクスト分析を行いながら、話がすすんでゆく。第1部は基礎編(理論編)となっており、主にフラン…

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現代語訳 史記

今から2100年ほど前、前漢の時代に書かれたという史記。B.C.の時代だ。長い歴史が感じられる。本書は史記人物たちのキャリア(出世)に至る過程、若いころのエピソードに焦点を当てて、権力の中心からの距離を基準に章立てしたものだという…

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小説家という職業

有名な小説家である著者が、小説の書き方を述べる本。著者は大学の建築学科の先生らしい。二足のわらじを履いて仕事をしているわけで、すごいなぁ。本書では小説家として仕事をする中で経験から考えたこと、感じたこと、出版業界のこととか、心構え…

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文豪はみんな、うつ

精神科医の著者が10人の日本の文豪の精神状態、症状などを分析した本。僕が興味深かったのは夏目漱石、芥川龍之介、島田清次郎、宮沢賢治についての章だ。昔は精神病の良い薬もなかったから、一度病気にかかってしまうと大変だったのだろう。現代…

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