ニコニコ動画が未来をつくる ドワンゴ物語
ニコニコ動画をつくったドワンゴという会社についての本。
発売されたのは2009年ということで、8年くらい前だ。
僕は「ニコ動は最近Youtubeとかの人気に押されているんじゃないかな?」と思いながら読んでいったが、これがおもしろかった。
著者はコンピュータに詳しいし、多くの人にインタビューしているな。
本では川上量生を中心に、ドワンゴの誕生と発展について書かれている。
日本でまだパソコン通信が行われていた頃~インターネット初期、Bio_100%というゲームクリエーター集団がいたらしい。
森栄樹らBio_100%のすごいプログラマーたちの何人かがその後、ドワンゴでいろいろなサービスの開発にもかかわっていたのだとか。
他にも様々な能力のある人たちが集まって、離れていった人もいたが、最終的にニコニコ動画などを作っていったみたいだ。
僕は前に、プロフェッショナル 仕事の流儀で川上会長が出演してた回を見たことがあったが、その内容とつながる部分もあって興味深く読んだ。
いろいろとためになったことをまとめておく。
- 自分の好きなことを究めるのは大事
- 人づきあいは大事
- 激変期の市場にはビジネスチャンスがある
- コミュニティにはそれぞれのルールがある
- コンテンツを持っている側は強い
- 市場の変化速度は速い、そこに適応していけるか
動画にコメントできるのはYoutubeにはないおもしろいところだと思う。
でも時代の変化は急激でついていくのは大変なんだな。
これからは何の分野が発展するのだろうか。
やっぱりAIとかかな。
ドワンゴにはこれからもがんばってもらいたいものだ。
日本の企業だし。