神は数学者か?―ー数学の不可思議な歴史
数学がなぜ自然界や宇宙を説明するのにこれほど効果的なのかという疑問に挑む本。
数学は発見か(人間の存在とは関係なく宇宙にあらかじめ存在)、それとも発明(単なる人間の作り出したもの)なのだろうか?
パラパラと読んだが、本書は数学史の側面を持ち、様々な数学者が書かれていた。
超自然的?な話になるのかとも思ったのだが、内容は違って最後まで読むと納得できた。
発明でも発見でもあり数学の限界があるのだ。
アルキメデス、ガリレオ、デカルト、ニュートン等の人物はやはり偉大らしい。
数学の理論は結果は変わらず何年経っても古くならないのだな。
統計、非ユークリッド幾何学、対称性、局所性、アインシュタインの一般相対性理論などについても記述されていた。
また、ゲーデルの不完全性定理は絶対に知り得ない真理が存在するという意味ではないようだ。