アンナ カヴァン (著) / 山田 和子 (翻訳)
筑摩書房 (出版社) / ちくま文庫
2019年7月10日 (発売日)
文庫 (形式)
何気なく手にとった本。
帯によると、不安定な精神状態と幻想が入り混じる心象風景を先鋭的なスタイルで描いた作品集だという。
病んでいてとても暗い感じ。
カフカに通じるものがあるのか。
短いのでサラッと読める。
一番最初の作品と表題作が僕の心に残ったかな。
書かれたのは1940年とのこと。
病院の入院生活から退院して家に帰りたくない人はいないということ、寒々しい冬より暖かい春を待ち望むということは今も昔も変わらないだろう。
と言いつつも、考えれば冬には冬なりの楽しみ方もあるような気はする。
僕もウィンタースポーツとかやってみたいな。
あと、本を読んでいると自分も創作したくなるものだ。
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