合理的なのに愚かな戦略
だいぶ昔に買った本を何となく読んだので、せっかくだからまとめておこうっと。
経営者や経営陣が経営やマーケティングの戦略を立てる際の意思決定プロセスには、論理的で理性的なものと感情的なものの2つがあるということなどが書かれている。
- 主張すべきことは主張する本当の顧客志向
技術を誇示するだけの持続的イノベーションと破壊的イノベーション
リスク - 大事な価格とパターン認識と感情のタグづけ
- ヨーロッパのラグジュリー・ブランドと日本の企業ブランド、流通チャネルのしがらみ
消費者の無意識の記憶と感情 - コミュニケーション下手な日本人
社交性は多様性 - 大企業は稀有な存在
惰性と損失回避性 - 限定合理性
認知バイアス
選択の本質は何かを選ばないことにある
小企業が日本を救う
著者はマーケティングの専門家らしいが、説明にあったように行動経済学、人文学、社会科学など幅広い知見で論を進めていると感じた。
「逆説」がキーワードで面白い。
クレイトン・クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」という本は有名なのだな。
新しい本も発売されているみたいで、いつか機会があったら読もう…