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デッドライン

デッドライン

トム・デマルコ (著) / 伊豆原 弓 (翻訳)
日経BP社 (出版社)
1999年3月19日 (発売日)
単行本 (形式)

ソフト開発のプロジェクト管理についての法則が書かれた小説。
小説と言う物語形式をとっているため読みやすくて面白い。
あるプロジェクト管理者が架空の国で6つのソフトウェア開発を任されるという話。
印象に残った法則がいろいろあった。

  • 戦闘指令と管理の関係
  • 面接と採用
  • リスク管理
  • 防御体制の強化
  • 開発プロセスのモデリングとシミュレーション
  • 病んだ政治
  • 測定基準
  • プロセスとプロセス改良
  • プレッシャーの効果
  • あいまいな使用書
  • 対立
  • 触媒の役割
  • 人為的なミス
  • スタッフの人数
  • プロジェクトの社会学
  • 倹約精神
  • 急進的な常識

プレッシャーをかけても思考は速くならないという考えや、残業時間を増やすと生産性が落ちるという考えは、そうなのかと思った。
また、トムキンスたちが開発することになる6製品の競合製品は以下のようなもの。

  • ノーツ- – -IBMの製品。eメール機能などをもつグループウェアだという。グループウェアとはグループの情報共有などを効率化するソフトウェアとのこと。
  • ページミル- – -Adobe社のWebページ作成・管理ソフトウェアらしい。同社の他製品との強力な連携機能を特徴とするとか。現在は販売終了。
  • ペインター- – -コーレル社が開発しているペイントツール。ペンタブレットでいろんな絵が描けるらしい。
  • フォトショップ
  • クォークエクスプレス- – -Quark社のDTPソフトウェア。Adobe社のAdobe InDesignにシェアを奪われたとか。
  • クイッケン- – -Intuit社の会計ソフトウェアらしい。アメリカでは有名だとか。

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