ピビログ

日常の色々

肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見

肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見 (中公新書 (92))

鯖田 豊之 (著)
中央公論新社 (出版社) / 中公新書
1966年1月 (発売日)
新書 (形式)

ヨーロッパでは肉食率がかなり高いらしい。
そして家庭料理で豚の頭とかが普通に出てくるとか。
日本とは全然違うんだなぁと思った。
そんな料理は怖くて食べられない気がする。
というのもヨーロッパでは夏の間の湿度は日本に比べて低く、雑草が生えにくいという。
そのため牧草が勝手に生え、家畜は放牧しておけば勝手に育つみたい。
ヨーロッパは牧畜に非常に適した環境だったのだ。
また、そこから人間と動物を断絶する、人間中心主義がおこったという。
欧米は階層意識が強く、他人を気にする社会意識も強いらしい。
その反動として自由と平等を謳う民主主義というフィクションが生まれてきたと筆者は言う。
筆者が言うように背景を知らないで、何でもヨーロッパの思想を日本に持ち込むととんでもないことになるというのは確かになと思った。
それにしても湿度が低いのはうらやましい。
日本は湿気が多くてジメジメしてるからな。
分かりやすくて読みやすい本だった。

関連Youtube

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
コメントが承認されるまで時間がかかることがあります。