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読み書き障害(ディスレクシア)のすべて -頭はいいのに、本が読めない

読み書き障害(ディスレクシア)のすべて -頭はいいのに、本が読めない

サリー・シェイウィッツ (著) / 藤田 あきよ (翻訳)
PHP研究所 (出版社)
2006年4月 (発売日)
単行本 (形式)

読み書き障害(ディスレクシア)について書かれた本。
アメリカではおよそ5人に1人がディスレクシアであるという調査結果もあるらしい。
ディスレクシアの原因と考えられる神経回路の異常についてや、どう克服するかも本書には書かれていた。
普通、人は読むために後頭側頭部の神経経路を使うらしいのだが、ディスレクシアの人は前頭部を利用するという。
そして治療によって本来の神経系統が発達したという事例もあるみたいだ。
しかし、本書は英語圏の人向けに書かれたものなので、ひらがなも漢字もある日本でそのまま適用するというわけにはいかないみたい。
もちろん、ためになることはたくさん書かれていたが…

教科書の録音図書や視覚障害者用読み上げソフト、パソコンの活用なども、ディスレクシアの人にとっては有効みたいだな。
最近はAmazonのAudible(オーディブル)やFeBe(フィービー)といった、本を読み上げてくれるオーディオブックもあるので、役に立つかもしれない。
また何より、子どもの自尊心を保つことを第1の目標にすることが大事とも書かれていた。
ディスレクシアを抱えながら、一流大学の教授をしている人もアメリカではいるみたい。
すごいことだ。
僕はこの障害についてよく知らなかったので、勉強になった。

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