ピビログ

日常の色々

黄金を抱いて翔べ

高村 薫
新潮社 / 新潮文庫
1994年1月28日 (発売日)
文庫 (発行形態)

銀行本店の地下深く眠る6トンの金塊を奪取せよ!
変電所が炎に包まれ、制御室は爆破され、世紀の奪取作戦の火蓋が切って落とされたという話。
著者のデビュー作のようだ。
犯罪はよくないな。
ダイナマイトを使ったんだな。

ダイナマイト箱
ダイナマイト箱” によって Hinayoshi is licensed under CC BY-SA 4.0 .

オーシャンズ11という映画を思い出した
オーシャンズ12もあった
オーシャンズ13もある
本作では14時から作戦は決行された

虚空へジャンプした足が再び建物の外壁に当たった。もう一度、その足を蹴った
(p.347)

解説によると巨視的に見た歴史が秩序と反秩序の振幅の上に構築されているという
戦争と平和という本を思い出す
幸田は秩序と反秩序無秩序のはざまから生まれてきたとの事
ザ・スタンドという本も思い出した

ザ・スタンドではスーパーフルーによって秩序がなくなっていく様が描かれる
コロナの現在にも通じるものがあるかもしれない
マザーアビゲイル率いる善の集団と闇の男率いる悪の集団がいる
悪の集団が怖いのだが後半闇の男も絶対的な物ではないと分かってくる
ジョン・ル・カレP・D・ジェイムスの本も読んでみたくなった

関連Youtube

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
コメントが承認されるまで時間がかかることがあります。