ラストエンブリオ (2) 再臨のアヴァターラ
問題児シリーズが全12巻で第1部完結した。
第2部は「ラストエンブリオ」とタイトルを変えて、続刊しているらしい。
本書はその第2巻だ。
第2部から新しいイラストレーターの人が加わったみたいだな。
物語には、十六夜の孤児院の家族である西郷焔が登場して、ダブル主人公で進んでいくみたいである。
本書では太陽主権戦争予選ゲームのミノタウロスとの戦いが終わった。
インド神話で語られている“アヴァターラ”という王群が現れたりして、彼らも太陽主権ゲームに参戦するという。
「魔王連盟」を作ろうとしていた殿下はアヴァターラ最後の化身らしいが、これも何か関係あるんだろうか。
あとは“ウロボロス”もいるしなぁ。
これから大変なことになりそうだ。
そういえば、僕は今回分かったことがあった。
本書で焔と鈴華がこんなことを言っていたのだ。
「ギフトゲームって勝利条件を全てクリアしたら、主催者を問答無用で服従させられるって聞いたけど」
「死んだとしても無理やり復活させるって辺り、神様の箱庭って感じだよな。」
(エピローグ、電子書籍のためページ数不明)
こんなルールがあったとは、知らなかった。
それで第1部の第4巻でレティシアが生きていたのか。
巨龍となったレティシアの心臓を撃つことで第1、第2、第4の勝利条件が達成されたわけだな、なるほど~