ピアピア動画という、どこかで聞いたようなWebサービスが題名に入っているSF小説。あとがきの解説によると著者は尻Pという有名なニコ厨の人らしい。「南極点のピアピア動画」、「コンビニエンスなピアピア動画」、「歌う潜水艦とピアピア動画…
日常の色々
ピアピア動画という、どこかで聞いたようなWebサービスが題名に入っているSF小説。あとがきの解説によると著者は尻Pという有名なニコ厨の人らしい。「南極点のピアピア動画」、「コンビニエンスなピアピア動画」、「歌う潜水艦とピアピア動画…
海外の作家のSF作品。主人公のダニエル・ブーン・デイヴィス(ダン)は機械工学の学位を持った技術者で、親友のマイルズと恋人のベルといっしょに会社を運営していた。だが、友人と婚約までした彼女の2人に裏切られて会社を乗っ取られてしまう。…
ロシアの作家の作品。中編2作が収録されている。「クロイツェル・ソナタ」は電車で乗り合わせた男が自分の過去を主人公に語り出すというもの。その男は妻との結婚生活がうまくいかず、そのうち妻が浮気をしているのではないかと嫉妬にかられ、妻を…
フランスの作家の作品。ストーリーは年老いた主人公のルネ・ラングラードが、女友達のローリス・ファリレエフとともに、友人だったシモン・ファーブル=レスコーのことを回想するというもの。名門出でお金もあるシモンはだんだんと没落していき、姿…
フランスの文学。サクッと読める長さで読みやすく、切ない感じがした。アイロニカルな主人公の語りでストーリーが進む。フランスのポーという小さな町に育った男女数人の人生模様についてだ。子ども時代から、第2次世界大戦が起こった1940年頃…
安部公房のSF小説。短いのでサクッと読めた。ストーリーは、「こんにちは火星人」というラジオ番組の脚本家(主人公)の家に火星人を名乗る男が訪ねてくるというもの。火星人を主張する男の目的が何なのか最後まで分からず、不気味だった。最初は…
SF小説らしい。書かれたのは1959年とのこと。予言機械というものができて、とある男の未来を全て予言させようとする。ところが男が事件に巻き込まれて… という話。突然、水棲哺乳動物について語られた時はびっくりしたが、タイトルの意味と結…
ポール・オースターの小説。彼の名を広めた「ニューヨーク3部作」の第2作目だという。ストーリーは、とある私立探偵に奇妙な依頼が舞い込むというもの。ある男を見張ってほしいというのだ。だが、その男は毎日何かを書き、読んでいるだけ。だんだ…
箱男を読んだ。「砂の女」などを書いた安部公房の小説だ。なんと、街にはダンボール箱をすっぽりかぶった「箱男」がうろついているというのである。のぞき窓をもった箱のつくり方を説明するところから物語が始まる。ダンボール箱を頭から腰までかぶ…
ポール・オースターという作者の小説。僕はポール・オースターの作品をあまり読んだことがなかった。昔、図書館で作品のどれかを借りたような気もするが、よく覚えていない。そこで今回気になったリヴァイアサンという本を読んだ。「リヴァイアサン…
有名な小説。僕が読んだのは結構前だが、覚えてる場面はいろいろある。ストーリーは日本でいうところの高校を放校になった主人公のホールデンが街をぶらぶらしたりする。僕が好きなシーンは2つあるけど、どちらも主人公の妹のフィービーが出てくる…
主人公ウェルテルはある女性と出会い、彼女に恋をするが、彼女には結婚相手がいて… という話。ウェルテルはその女性、ロッテへの恋心から、一人で思い悩む。そして最後、悲劇的な結末が待っているのだった。10代で初めてこの本を読んだ時はウェル.
本巻には表題の短編「河童」が収められている。「河童」は次のように始まる。これは或精神病院の患者、第二十三号が誰にでもしゃべる話である。(p.66)ある男が河童の国へ行ってきたというのだ。だが、その男は今は正気を疑われて精神病院に入…