12編の短編集。主に著者の初期作品の代表作らしい。パラパラと読んだが、僕は表題作が気に入ったな。岩屋から外へ出られなくなった山椒魚をユーモラスに描いている。この動物について僕は全然詳しくないがなんとなくのんきな印象を持つので、閉じ…
日常の色々
12編の短編集。主に著者の初期作品の代表作らしい。パラパラと読んだが、僕は表題作が気に入ったな。岩屋から外へ出られなくなった山椒魚をユーモラスに描いている。この動物について僕は全然詳しくないがなんとなくのんきな印象を持つので、閉じ…
著者の有名なSF小説。タイムマシンを発明した主人公は、80万年後の未来に行く。そこで見た人類の変わり果てた姿に、彼は衝撃を受けるという物語。僕は過去本書を読んだのだが、3章の初め主人公が未来に行った場面で読むのを止めてしまった。本…
著者の本を初期手にした。様々な作品を書いているみたい。ミツザワ書店のおばあちゃんはすごい。作者は高齢なのかと思案したがまだ婦人でおられますのね。要チェックすべし作家である。巻末をちらりと読む。発行者という欄があると気づく。新潮社は…
映画化もした有名な作品。言語学者ルイーズの独白で物語が進む。面白かったな。表題作の他の小説も楽しめた。バビロンの塔という短編があったがバベルの塔を表している。ブリューゲルの絵画でもモチーフにした作品があった。僕の大学の英語の教科書…
ヴェルヌの最高傑作という作品。錬金術師の羊皮紙にはアイスランドの火山から地球の中心に達することができると書かれていた。主人公たちは地底への旅に出る。昔、アイスランドへ行った知り合いから本をもらったが、スナイフェルスヨークトルという…
有名な二十世紀の文学者である著者の作品。人口に膾炙した小説だ。平凡なセールスマンのグレゴール・ザムザは夢からさめると、一匹の巨大な毒虫へと変わった自分を発見するという話。平凡な家庭の日常生活に不条理な悲劇が起こる。僕は最後の情景が…
小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの小説。外国の人で島根県に住み、怪談を何作も書いた有名な小説家だ。視覚障害者には江戸時代様々な位があった。その中で最高位が検校というものだ。八橋検校という人がいたらしい。風が吹けば桶屋が儲かるという…
哲学の勉強になる小説。有名な作品だ。僕も興味を持って読んだ。手元に置いておきたくなる本だ。献辞にはこうある。過去3000年の歳月を語れない人は、気づきもないまま真っ暗な暗闇の中で毎日を生きていくゲーテ(電子書籍のためページ数不明)…
大作長編。スーパーフルーによって滅亡した世界。善の下に集う生存者たちとそれを狙う悪の闘いを描く。社会秩序が無くなっていく様が恐ろしい。ドキドキしながら読み進めた。生き残ったのはスチューとフラニーだけなんだよな。グレン、ニック、トム…
ホラーの中篇集。1篇は夜明けの飛行機に乗った主人公。ところが目覚めると乗客が皆消えていたという話。ニックが最期に見た光景が… 僕はトゥーミーが印象深い。初めて本書を読んだ時は大人は考えが硬いなと思った。しかし自分が大人になるにつれト…
南インド、チェンナイを舞台にした小説。芥川賞を受賞したらしい。海外を舞台にした小説は珍しい気がする。海外支社の日本語教師としてチェンナイに赴任した女性。100年に1度の洪水で氾濫したアダイヤール川。その洪水後に不思議な現象が起こる…
就職活動を題材にした小説。直木賞受賞作らしい。映画化もしたようだ。主人公の拓人は友人の光太郎、瑞月、理香等と就職活動対策の集まりをする。そして、就職活動を進めていくうちにいろいろな事が起こるのだった。最後の方の展開には驚いた。文章…
16世紀の文学だが現代にも通ずるようで面白かった。本書は上手くまとめられていた気がする。騎士道小説というものがあったのだ。ドン・キホーテ・デ・ラマンチャと従士のサンチョ・パンシャ、馬とロバの物語が面白かった。正気に戻ったようで何よ…