「幸福村」、「天櫓(てんろ)」、「麦藁帽子」という中編3作が収録されている作品。「幸福村」では、僕は主人公の景子が夫の信之のことをそんなに嫌悪しなくてもいいのになぁと思いながら読んでいった。しかし、みつ子と信之がそんな関係だったと…
日常の色々
「幸福村」、「天櫓(てんろ)」、「麦藁帽子」という中編3作が収録されている作品。「幸福村」では、僕は主人公の景子が夫の信之のことをそんなに嫌悪しなくてもいいのになぁと思いながら読んでいった。しかし、みつ子と信之がそんな関係だったと…
突然宇宙人であるという意識に目覚めたある一家を描いたSF小説。最近映画化されたらしい。2017年5月26日公開だってお。僕も雑誌の映画紹介記事でこの作品を知った口である。物語は、地球を救おうとする宇宙人(? )家族についてだ。他にも…
6つのエピソードからなる連作短編集らしい。僕が興味深く読んだのは「ねぇ、卵の殻が付いている」という短編だ。保健室登校をする2人の中学生の女子、ナツとサエがいた。保健室のベッドで寝転んだり、課題の勉強をしたりする2人。ある日、サエが…
ピアピア動画という、どこかで聞いたようなWebサービスが題名に入っているSF小説。あとがきの解説によると著者は尻Pという有名なニコ厨の人らしい。「南極点のピアピア動画」、「コンビニエンスなピアピア動画」、「歌う潜水艦とピアピア動画…
安部公房のSF小説。短いのでサクッと読めた。ストーリーは、「こんにちは火星人」というラジオ番組の脚本家(主人公)の家に火星人を名乗る男が訪ねてくるというもの。火星人を主張する男の目的が何なのか最後まで分からず、不気味だった。最初は…
SF小説らしい。書かれたのは1959年とのこと。予言機械というものができて、とある男の未来を全て予言させようとする。ところが男が事件に巻き込まれて… という話。突然、水棲哺乳動物について語られた時はびっくりしたが、タイトルの意味と結…
箱男を読んだ。「砂の女」などを書いた安部公房の小説だ。なんと、街にはダンボール箱をすっぽりかぶった「箱男」がうろついているというのである。のぞき窓をもった箱のつくり方を説明するところから物語が始まる。ダンボール箱を頭から腰までかぶ…
本巻には表題の短編「河童」が収められている。「河童」は次のように始まる。これは或精神病院の患者、第二十三号が誰にでもしゃべる話である。(p.66)ある男が河童の国へ行ってきたというのだ。だが、その男は今は正気を疑われて精神病院に入…
師匠シリーズの原作の第2巻。いつもAmazonで在庫がないけど、たまたま6冊くらい入荷してた時があって、運良く定価で購入できた。この本はオカルトホラーで結構怖い。僕はトリハダがたちながらも読み進めました。怖かったのは表題の「4つの…