有名な南米の作家の作品を初めて読んだ。あとがきによると、実際に起こった事件をモデルにして描かれたらしい。フィクションとノンフィクションの総合とのこと。約30年前、閉鎖的な田舎町での婚礼騒ぎの翌朝、殺害された男。本書では構成された5…
日常の色々
有名な南米の作家の作品を初めて読んだ。あとがきによると、実際に起こった事件をモデルにして描かれたらしい。フィクションとノンフィクションの総合とのこと。約30年前、閉鎖的な田舎町での婚礼騒ぎの翌朝、殺害された男。本書では構成された5…
最近、集中して本を読まなくなった僕であるが、パラパラと本書を読んだ。またいつかじっくりと読書をしてみたいものだ。本書はセシルという主人公の少女の周りをとりまくいろいろな恋愛模様の話かな。恋愛は大変だなぁ。僕は皆が幸せになれる恋愛が…
ムーミンの本を読んでみた。独特の世界観だな。ムーミントロール、スニフ、スナフキン、スノークのお嬢さんたちが登場する。彼らの出会いはこんな感じだったんだ。ムーミントロールとアンゴスツーラの闘いの場面が僕的に面白かった。あと、挿絵がた…
5年余りの綿密な取材をもとに書かれたノンフィクション・ノヴェルだという。600ページくらいでボリュームがあった。アメリカのカンザス州で実際に起きた殺人事件について書かれている。どんどんエスカレートしていく犯人たちの行動が怖かった。…
現代アメリカの実力派作家の作品だという本小説。3章から成っていて、ニューヨークの過去、現在、未来が描かれている。幽霊物語?、スリラー、SFとそれぞれのジャンルも多彩だ。どれも甲乙つけがたい… 本書は9.11以後の悩めるアメリカが生ん…
なんとなくこの小説を読み返した。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、不条理の認識を追求した作品だという。読んでいると、僕はムルソーに感情移入しちゃって彼がそんなにひどい人間だとは思えないのだけどな。彼が自分の行…
著者が9・11を、初めて、小説の大きな要素として描いた作品みたい。巻末の訳者あとがきを読むと、著者はニューヨークのブルックリン在住ということで、事件から受けた衝撃が大きかったことが想像できる。僕は知らなかったが、その後のアメリカで…
有名なサイコサスペンス小説。この3部作は僕も昔読んだし、映画も見た。かなり怖いけどな。最近また読みたくなってこの新訳版を買った。本書は3部作の中では一番最初の物語だ。映画のキャッチコピーは「《悪の根源》を知る為には その原点に戻ら…
映画「スリーピー・ホロウ」の原作となった本。本書は32編の物語とエッセイが収められた「スケッチ・ブック」という本の一編らしい。青空文庫となっていて、無料で読めるみたいだ。底本は新潮社の新潮文庫から発売された「スケッチ・ブック」との…
2つの短編「外套」と「鼻」が収録されている文庫本。「外套」は万年九等官の下級官吏で、写字を己の職務としているアカーキイ・アカーキエヴィッチについての物語だ。彼が自分の外套を新調しようとしたところ、空虚だった彼の人生に突然大嵐のよう…
海外の作家のSF作品。主人公のダニエル・ブーン・デイヴィス(ダン)は機械工学の学位を持った技術者で、親友のマイルズと恋人のベルといっしょに会社を運営していた。だが、友人と婚約までした彼女の2人に裏切られて会社を乗っ取られてしまう。…
ロシアの作家の作品。中編2作が収録されている。「クロイツェル・ソナタ」は電車で乗り合わせた男が自分の過去を主人公に語り出すというもの。その男は妻との結婚生活がうまくいかず、そのうち妻が浮気をしているのではないかと嫉妬にかられ、妻を…
フランスの作家の作品。ストーリーは年老いた主人公のルネ・ラングラードが、女友達のローリス・ファリレエフとともに、友人だったシモン・ファーブル=レスコーのことを回想するというもの。名門出でお金もあるシモンはだんだんと没落していき、姿…