現代日本の思想が当面する問題は何か。 その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。 日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互作用を構造的な視覚から追究していくことによって、日本の思想のありかたを浮き彫りにし…
日常の色々
現代日本の思想が当面する問題は何か。 その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。 日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互作用を構造的な視覚から追究していくことによって、日本の思想のありかたを浮き彫りにし…
著者には暗黒の十年があるみたい。三十代前半までに体験した壮絶な孤独の年月であるという。今本は作者が自らの体験を基に推奨する「孤独の技法」である。僕か印象に残ったのは以下なのだ。特にテレビは、テレビに出ている人たちが友達であるかのよ…
フランスと日本は通じる部分が多いという。そしてパリでは地下鉄や地下駐車場も安全だとか。フランスに勤務する外国人は任期が終わる前に帰国を要望するらしいけども夏目漱石も留学で精神薄弱になったんだよな。あと僕は見知らぬ場所だと愛想笑いし…
暇なのでなんとなく本書を読んだ。フーコー、ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、リオタールなどの思想を軸に「私」の「生と死」の問題を徹底的に考えた本だという。僕には馴染みがない思想家が多かった。全部読むと納得できた。著者は非常に論理的…
前書きによると、本書は現代思想をただ概説するのではなく、現代思想をツールとして使いこなす技法を実演(パフォーマンス)するものだという。というのも、イギリスやアメリカでは思想を人間の共有財産と見なし、思想を実践する姿勢があるらしい。…
宇野常寛さんが出版している本。遅いインターネットという番組も制作している。いろいろためになる事が書いてあった。はてなブクマ→twitterはいじめの温床半匿名だといじめが起こり、完全匿名だといじめが起こらないテレビムラとtwite…
夜型人間だった僕が朝型人間になって久しい。しかし、今回なんとなくこの本を手に取った。まぁ、夜型でも朝型でもどっちでもいいのかもな。自分に合ったスタイルでということだろう。ためになったところをメモしておく。 質の高いアウトプットをす…
日本社会を考察した本なのかな。超ロングセラーな本らしい。ちょっと難しい感じだけど、おもしろかった。よく空気を読めなどと言うが、日本には「空気」という妖怪がいるというのだ。空気に支配されると、対象を臨在感的に把握して絶対化してしまう…
20世紀の最も有名な哲学者ジャン=ポール・サルトルについての入門書。サルトルは実存主義という言葉を作ったことで有名なのかな。いろいろな本を読んでいると、「実存」というキーワードが時折登場してくるので、これは大事なのだろうと思い本書…
UFOと宇宙人についての神話をポストモダンのアメリカ社会=現代社会という視点から読み解いた本。僕はこの本けっこう好きなのです。大澤真幸氏の著作やいろいろな思想家の考えなどが出てくる。ボードリヤールという人のシミュラークル、ハイパー…
オタクたちの文化や行動から日本のポストモダンを分析したような本。ポストモダンは1960年代、1970年代以降の文化的世界のことで、大きな物語の凋落が起きているみたい。シミュラークルが宿る表層=小さな物語と、データベースが宿る深層=…
各分野の一線で活躍する人たちの講演と対談をまとめた本。大学教授の永田和宏氏が、京都産業大学創立50周年を記念して企画した「マイ・チャレンジ」というものを本にしたのだという。永田氏は、最近の若者は憧れるということをしないのではと心配…
精神科医である著者の前作「怪談の科学」の続編だという。前著では、怪談の多くは幻覚・幻聴で科学的に説明できると述べられており、おもしろく読んだ。だが、怪談には「たたり」というものもあるなぁと僕は思っていた。それも幻覚なのだろうか?そ…