加藤 醇子 (Rédigé par)
日本評論社 (Maison d’édition)
2016年6月22日 (Date de sortie)
Couverture rigide (Format)
ディスレクシアという読み書きの学習障害(LD)について書かれた本。
僕はこの障害について知らなかったのだが、大変みたいだ。
ディスレクシアの人は、知的レベルは保たれているのに、「読む」ことが困難らしい。
そのため、「書く」ことも困難になるという。
ひらがなはなんとかなっても漢字の学習が特に苦手で、中学生になると教科書の内容が高度化してくるため、授業についていくのが大変になるみたい。
あと英語学習につまずくことが多いという。
まだまだ原因も不明で、はっきりとした治療法もないみたいだな…
対策としてはパソコンの読み上げソフトを有効に利用することや、手書きでなくワープロソフトで文章を書いてみることなどが挙げられていた。
Le reste、褒めて肯定的に捉えてあげるというまわりのサポートも必要になってくるのだろう。
日本ではまだまだ理解が進んでいない面があるらしいが、海外では弁護士、心理士、作家など多数の有名人もディスレクシアをカミングアウトしているという。
やっぱり海外は進んでいるんだなぁ。
巻末にはディスレクシアに力を入れている病院や団体などの関連機関の一覧が載っていた。
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