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クロイツェル・ソナタ / 悪魔

クロイツェル・ソナタ / 悪魔

Tolstoï (Rédigé par) / 原 卓也 (Translation)
Shinchosha (Maison d’édition) / Shincho Bunko
1952Le 16 juin 2008 (Date de sortie)
Kindle Edition (Format)

ロシアの作家の作品
中編2作が収録されている

「クロイツェル・ソナタ」は電車で乗り合わせた男が自分の過去を主人公に語り出すというもの
その男は妻との結婚生活がうまくいかずそのうち妻が浮気をしているのではないかと嫉妬にかられ妻を自らの手にかけてしまった
妻と浮気相手の男が一緒に演奏した曲がクロイツェル・ソナタである
一人の相手に対してずっと続く愛情なんてものは存在しない結婚は欺瞞または強制だと罪をおかした男は語る
Aussi、自分は放蕩して道楽者へと堕落してしまい破滅へ進んだと言う
性欲は様々な欲望の中でいちばん強いもので男が必要とするのは女性の肉体だけ(体目当て)だとも書かれていた
けっこう過激なことが書かれていたがそういう考えも理解できるなと僕は思った
結婚したら性欲が満たされて恋心は薄れていくらしい
子供ができたら子育てもしないといけないし恋だとか言っている余裕もなくなるのかもしれない
それでも一緒にいたいと思う人を結婚相手にしないといけないんだろうな
Toutefois,、主人公は妻との結婚生活が喧嘩ばかりだったのにそれでも妻の浮気には嫉妬するものなんだなと感じた

「悪魔」は妻を愛する主人公が過去に関係のあった女性への情欲をかきたてられ自己嫌悪のあまり絶望して自らをあやめてしまうという話だ
性欲に負けて自分を愛してくれる妻への裏切り行為をしようとしている自分に思い悩み破滅へと向かってしまった
主人公を捉えて離さないその過去の遊び相手の女性を悪魔と表している
妻に正直に全てを打ち明けたほうがよかったんじゃないかと僕は思ったが難しいところだな
一時の欲望に負けて将来後悔することのないようにしないといけないと思った
あとがきによると「悪魔」はトルストイの私小説的色彩が濃いという
そのため妻へ配慮しトルストイの存命中は発行しなかったらしい

トルストイは性的欲望が人間生活のさまざまな不幸悲劇の源だと考えていたみたい
これを警句として僕も気をつけよう

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