Pibilog

Une variété de tous les jours

Les Chroniques martiennes

 

レイ・ブラッドベリ (Rédigé par) / 小笠原 豊樹 (Translation)
Hayakawa Shobo (Maison d’édition) / ハヤカワ文庫SF
2010年7月10日 (Date de sortie)
Kindle Edition (Format)

だいぶ前に読んだ本なので記憶が曖昧だが感想を書きます
僕が読んだのは文庫版の旧バージョンです

人類が火星に移住する物語を26の短編で綴った作品
地球人が火星に探検隊を送るがテレパシーや催眠術を持つ火星人の抵抗にあい第3探検隊までが死亡してしまう
そして送られた第4探検隊…
そうしてるうちに地球では戦争が勃発する
残してきた家族を心配し大勢が地球に帰還した
Après cela、火星では…
最後の短編「二〇二六年十月 百万年ピクニック」が印象的だ

「ぼくとても火星人が見たかったんだ」
(...)…)
火星人がそこにいたティモシイは震えはじめた
(...)…)
火星人たちはひたひたと漣波の立つ水のおもてからいつまでもいつまでも黙ったままじっとみんなを見上げていた
(p.388-389)

もういなくなったと思っていたが火星人は確かに存在したのだった
どこか哀愁を感じさせる考えさせられるラストで記憶に残った
短編を連作にすることでいろんなエピソードをつめこんで、1冊の本として読んだ時に火星の年代記が情景として浮かび上がってくるんですね
僕たちが住んでいる現実の地球も戦争とかで急に滅んでしまうとも限らない
この本はSFだけどその点はリアリティがあるなと思った
地球を大事にして生活しないといけないね

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