中沢孝夫
朝日新聞出版 / 朝日新書
2016年3月4日 (Date de sortie)
Livre électronique (Forme de délivrance)
産業の空洞化や日本衰退論を信じてはならない。
日本の製造業は今後も無敵だ。
主に中小企業にスポットをあてて、競争力の秘密に迫るという本。
チラパラと読んだ。
同意しない部分もあった。
著者はパソコンが苦手みたいだ。
郵便局から全逓本部に入ったのだな。
日本には中小企業が多く、高い技術を持っているのだと思った。
登場するのは課長かしら。
終章はよく分からない。
任天堂の好調さ、ソニーの官僚化もあった。
日本型競争力は不滅というのだ。
僕は空気清浄機は最強だと思う。
昨今のコロナ時代、空気清浄機が必要かもしれない。
プラズマクラスターというものが非常に人気になった。
シャープは買収されてしまったけれども。
福島第一原子力発電所の事故でも空気清浄機が重要な役割を果たしただろう。
官僚化というと三菱の話を聞いた事がある。
三菱自動車の隠蔽の話も書いてあった。
ブレーキに欠陥がある事を隠していて、死者も出ているのに被害者に罪をなすりつけてリコールしなかったという。
許されないケースと著者は言う。
言語道断である。
三菱自動車は4浪、4留以上は就職で受け付けないから注意しないといけないね。
パジェロが有名だ。
多浪多留に微笑む者には注意しよう。
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