中村 希明 (Rédigé par)
Kodansha Ltd., Tokyo (Maison d’édition) / Bluebacks
1989Juillet, 2016 (Date de sortie)
Nouveau livre (Format)
精神科医である著者の前作「怪談の科学」の続編だという。
前著では、怪談の多くは幻覚・幻聴で科学的に説明できると述べられており、おもしろく読んだ。
Mais、怪談には「たたり」というものもあるなぁと僕は思っていた。
それも幻覚なのだろうか?
そんな時に本書の存在を知り、疑問が解消されるかもしれないと思い、読んでみた。
本書では、現代人の不安と平安人の不安は似ているのではという観点から、今昔物語の怪奇譚を楽しみながら、いろいろな精神医学に関して触れられている。
序章では、著者の経験から「病は気から」という実例が挙げられていた。
お医者さんでも、自分が不治の病かと思えばやっぱり不安になるものなんだなぁ。
たたりというのは思い込みのノイローゼらしい。
それにしても、不治の病にワラをもつかむ思いの病人相手のインチキ医療は困ったものだ。
あと勉強になったのは、職業上の仮面をつけて社会的役割を演じているうちに、その仮面を外そうとしても取れなくなってしまうことがあるという話だ。
ビビアン・リーという女優の例が述べられていた。
役者の性格と強い親和性を示す役柄を演じていたりすると、役者の地と演じる役との分離が怪しくなってくることがあるという。
なるほど…
まとめに書かれていたように、僕も自前の自我を自分の手で確立できるようがんばろう。
Articles connexes
- Graphique Type Mathématiques 1 Part2 [Équation et inégalité] Toshikazu Sunada (Rédigé par) Nombre de publications de recherche (Maison d’édition) 2003Le 1er avril. (Date de sortie) Couverture rigide (Format) 今日も進めていきます。 今回は問4からだ。 式を因数分解せよということで(1)Je vais(10)まで式が10題並んでいる。 面倒だが計算するか。 (6)、(9)では以下の公式を使った。 $${ \gauche( a + b right) }^{ 3 }={ un }^{ 3 }+3{ un }^{ 2 }b+3a{ b }^{ 2 }+{ b }^{ 3 }$$ $${ \gauche( a-b \right) }^{ 3 }={ un }^{ 3 }-3{ un }^{ 2 }b+3a{ b }^{ 2 }-{ b }^{ 3 }$$ $${ un }^{ 3 }+{ b }^{ 3 }=\left( a + b right) \gauche( { un }^{ 2 }-ab+{ b }^{ 2 } \right) $$ $${ un }^{ 3 }-{ b }^{ 3 }=\left( a-b \right) \gauche( { un }^{ 2…
- Vous pouvez le voir dans le manga! Destin/Grand Ordre(1) リヨ, TYPE-Lune (Rédigé par)Kadokawa (Maison d’édition) / カドカワデジタルコミックス2017年8月2日 (Date de sortie)Kindle Edition (Format) 聞けこの領域に集いし 一騎当千万夫不当の英霊たちよ 相容れぬ敵同士であろうと今は互いに背中を預けよ 我が真名はジャンヌ・ダルク 主の御名のもとに貴公らの盾となろう あっごめんなさい自分のセリフに感極まって泣いちゃった あまりにかっこいい (p.6)カンニングペーパー笑。最初から飛ばすなぁ。オルガマリーが可愛いと思う。ジャンヌ・ダルクと柏餅。アルテラが可愛い。表紙の主人公はセコい。
- Il est le tueur 清水 潔 (Rédigé par) Shinchosha (Maison d’édition) / 新潮文庫 2016年5月28日 (Date de sortie) Édition de poche (Format) Amazonでかなりの高評価である本書を読んだ。 実在の事件を扱ったノンフィクションドキュメントだ。 北関東、栃木と群馬で起きた連続誘拐殺人事件。 Mais、全てが連続事件とは見なされず、のちに1件の事件のみが容疑者逮捕により解決済みとされたらしい。 本書では、警察の捜査に疑問を持った著者の執念の取材により驚くべき事実が明らかになる… 僕は読んでみて、事件を追う著者の思い、被害者家族の悲しみ、マスコミの過剰報道、警察捜査の杜撰さと隠ぺい体質、えん罪被害者の苦しみ、真犯人への憤りなどを感じた。 Enquête policière、Loi、裁判、報道… 日本の古い社会システムのひずみがあちこちで生じているのかもしれない。 それにしても、著者の地道な取材が社会を動かしたわけですごいものだ。 調査報道か。 一人一人の心がけでこれからの社会をよりよくしていきたいと思った。