À la frontière

Kobo Abe (Rédigé par) Chūō Kōron Shinsha (Maison d’édition) / 中公文庫 1975年7月10日 (Date de sortie) Édition de poche (Format) 3編の連作エッセイ巻末の解説によるとエッセイというより論文? 本書のテーマは国家と現代の平和正統と異端についてから始まる。 et、定まった土地で農耕をする定着民と定着を拒んだ遊牧民に関して人間の歴史が語られる最後の表題作は都市的な性格を持つというある人種と農民的な姿をとって現れる国家両者の葛藤についてかな分かったような分からないような。 Selon le commentaire、3つの論文を統一するテーマは正統と異端の対立とのこと農耕民族的特徴をもつ国家(正統派)と内なる辺境である移動社会または都市(異端派)著者はあくまで辺境側異端的な立場みたいだ安部さんはこのような視点を持っていたのかまた新たな観点から著者の作品を鑑賞することができそうな気がした

アメリカ感情旅行

安岡 章太郎 (Rédigé par) Iwanami Shoten (Maison d’édition) / 岩波新書 1962年2月28日 (Date de sortie) Nouveau livre (Format) 1960-1961年の半年間留学生としてアメリカテネシー州のナッシュヴィルで過ごした作家の手記本書では日々の生活の様子が読みやすく描かれているアメリカは広大で気候も厳しいみたいナッシュヴィルはアメリカ南部と北部の境に位置する街とのこと著者は人々とのかかわりの中で南部と北部の対立人種偏見差別などの問題を実際に感じいろいろ考えたようだだが暗い感じの語り口ではなく英語がまだまだ得意でない著者が親切な住人たちに翻弄されるという図式が多かったかな僕も最近さぼっている語学の勉強をしないと

Fumer de la chaîne

Kotaro Sawaki (Rédigé par) Shinchosha (Maison d’édition) / 新潮文庫 1996年3月28日 (Date de sortie) Édition de poche (Format) 15編が収録されたエッセイ集著者の知り合いの多さ読書家である様子が伝わってくる僕が特に興味をひかれたのは「君だけがしっている」と「赤や緑や青や黄や」かな前者では献辞についての話が書かれていた献辞とは本の冒頭によく書かれている「誰々へこの本を捧げる」というやつだそこにはパターンがあるのではと著者はいう著者の分析は面白い後者は公衆電話の話今の時代は公衆電話を見つけるのが大変そうだ本書を読んで著者が結婚していて子供もいるということを知り驚いた独身なのではないかというイメージを勝手に持っていたので。 Le reste、小島武さんの挿絵が僕は気に入った特にP.19とP.69P.255の絵かなこれらは鉛筆で描かれたものなのだろうか表紙の装画もいいな~

Bourbon Street

Kotaro Sawaki (Rédigé par)Shinchosha (Maison d’édition) / 新潮文庫1989年5月29日 (Date de sortie)Édition de poche (Format) ニュージャーナリズムの旗手であるという著者の15編のエッセイが収められた本本書は講談社エッセイ賞を受賞したらしいニュージャーナリズムという言葉はどこかで聞いたことがあると思ったらこの間読んだトルーマン・カポーティの作品のあとがきで触れられていたのかジャーナリズムにフィクションの技法を取り入れたということらしい「奇妙なワシ」の類型的な表現についての考え「退屈の効用」の下北沢の高校生の話「ぼくも散歩と古本が好き」が僕は印象に残った。Le reste、著者は知り合いが多いんだなと感じたすぐ影響される僕もエッセイを書いてみたくなったな

Parler de Fireside maître Shinpen hut

工藤 隆雄 (Rédigé par) Yamato Keiyasha (Maison d’édition) 2016年10月14日 (Date de sortie) Couverture rigide (Format) 著者が丹念に拾い集めたという各地の山小屋の主人たちの話34編が収められた本山で暮らす人から見ると地上は「下界」と呼ばれるのだな~ 山小屋の思い出自然、Personnes、動物についてなどいろいろな話が載っていたどれもハートウォーミングだったりおもしろかったりして僕は夢中で読んだ。 34みな興味深い話が収録されているから本書はすごい僕の父の知り合いの方の話も記されていたようで偶然だなぁと思った。 Le reste、歩荷(ボッカ)という言葉を今回初めて知った山小屋などに荷揚げをすることだというときには100キロを超える荷物を運ぶこともあるそうで、étonné。

Oui je vois、Vous n’êtes pas ici plus ?

城山 三郎 (Rédigé par) Shinchosha (Maison d’édition) 2008年1月24日 (Date de sortie) Kindle Edition (Format) 永眠した最愛の妻との思い出を書き遺した著者の手記全体を通して妻への愛情が伝わってきた僕は16章と最後の20章が特に心に響いた人間の長い歴史の中で永遠の別れは何回も繰り返されてきたことであると思うが実際に当事者になったときの悲しみの深さは計り知れないのだろうな科学や医学の進歩によって病気老いが克服されるといいのに

Ce qui sont difficile à voir

鷲田 清一 (Rédigé par) 角川学芸出版 (Maison d’édition) / 角川ソフィア文庫 2012年11月22日 (Date de sortie) Édition de poche (Format) 哲学・倫理学を専攻とする大学教授の著者の8冊目のエッセイ集もともとは「噛みきれない想い」というタイトルで発売された単行本の文庫版だいろいろなテーマについての著者の想いがおさめられている僕がなるほどと思ったのは教養についてのことリーダー考自分の言葉のことデザインの思想人を選ぶということなどかな。 J’ai beaucoup appris.。

À l'aide d'une

養老 孟司 (Rédigé par) Shinchosha (Maison d’édition) / 新潮新書 2003年4月10日 (Date de sortie) Nouveau livre (Format) 2003年のベストセラーだという本今頃読んだのでなんとなくためになったことをまとめておく自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている人間 知識と常識は違う 人間の脳は要は計算機  人によって入力に対する出力が違う人は変わるもの 個性より共通性を学ぶべき 身体を忘れる現代人 サラサラと読みやすい本だった近代的個人は己を情報だと規定するという日々変化している自分自身を同じもの同一の情報だと考えてしまっているだから個性を主張するということらしい万物は流転するのに…ということだそうだ僕はけっこう飽きやすいが何か新しいことをして変化していると考えれば人間としては普通のことなのかもしれないSNSとかを急に消したくなった経験があるがそれもおかしなことではないのだ情報化された過去の自分と決別して新しい自分に変わりたいために消すのかな? 過去の自分に縛られて身動きがとれなくなるということはあるものだ新しいことに挑戦して変わっていかないといけないな

C'est pas le bon des faits.

若林 正恭 (Rédigé par) KADOKAWA/メディアファクトリー (Maison d’édition) / 角川文庫 2015年12月25日 (Date de sortie) Édition de poche (Format) 芸人のオードリーの若林さんが書いたエッセイとんがっていたというか自意識が強かった若林さんがテレビに出るようになって社会や社会人と接して感じた違和感やそれにどう折り合いをつけていったかが書かれている昔読んだこの本と同じようなことが書いてあった自分の性格「外なる自己」と「内なる自己」についてだ若林さんは読書家らしく本を読んだりあと自分の経験から学んだりいろいろな人とコミュニケーションしていくなかでこれらを学んでいったらしい著者は人見知りだというが本を読んでいくといろいろな人に相談してアドバイスをもらう場面が出てくる人に相談できるというのはいいことだと思ったあとはエッセィの端々から感じられたことだがテレビの世界はすごい人がたくさんいる場所なんだなぁと思った