ジッド
(Escrito por)/神西 清(Traducción)
Shinchosha (Casa editorial de) / Bunshun Bunko
1952年7月17日 (Fecha de lanzamiento)
Edición de bolsillo (Formato)
フランスのノーベル文学賞の本のこと。
「盲人もし盲人を導かば」をテーマにした作品という。
牧師の恋はあまりよいとはいえないと思うのだ。
ジェルトリュードというとても美しく知性的になっていく女性が悲劇的な最期を遂げる。
ちなみに牧師はキリスト教プロテスタント派の聖職者の事。
Artículos relacionados
- 人間そっくり Kobo Abe (Escrito por) Shinchosha (Casa editorial de) / 新潮文庫 1976年5月4日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) 安部公房のSF小説。 短いのでサクッと読めた。 ストーリーは、「こんにちは火星人」というラジオ番組の脚本家(主人公)の家に火星人を名乗る男が訪ねてくるというもの。 火星人を主張する男の目的が何なのか最後まで分からず、不気味だった。 最初は分裂症(統合失調症)の患者なのだろうとたかをくくっていた主人公だが、だんだんと男の話術に惑わされていく… 読み進めているうちに僕も少し混乱してきた。 証拠がない限りはどんな可能性でも残されているという。 僕が地球人なのか、地球病にかかった火星人なのかは分からないわけだ。 この男も本当に火星人なのかもしれないし、火星病にかかったただの地球人かもしれない。 文中の言葉を借りると、「トポロジー神経症」というやつらしい。 しかし僕は現代科学のほうを信じたいと思う。 今のところ火星には生きてる生物が見つかっていないわけだから、火星人なんていないのだ。 この男と妻は精神病にかかっており、主人公は感化されて自らも精神を病んでしまったといことなのだろう。 あまり考えすぎると深みにはまっていってよくない。 科学も間違っていることはあるだろうが、当面は科学で正しいと思われていることを信じて生きていくのが僕の性分に合ってるなと思った。
- Dolores de Werther joven Goethe (Escrito por) / 高橋 義孝 (Traducción) Shinchosha (Casa editorial de) / 新潮文庫 1951年3月2日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) 主人公ウェルテルはある女性と出会い、彼女に恋をするが、彼女には結婚相手がいて…という話。 ウェルテルはその女性、ロッテへの恋心から、一人で思い悩む。 そして最後、悲劇的な結末が待っているのだった。 10代で初めてこの本を読んだ時はウェルテルにとても共感した思い出がある。 その頃より年齢を重ねた今読むと、昔ほどはヴィヴィッドに感じなかった。 Bien、それが僕が大人になったということなのかもしれない。 どんなに好きな人がいても、その人と必ずしも一緒になれるわけではないからなぁ。 sin embargo、ロッテのことを天使と呼ぶあたり、今も昔も人間の考えることは変わらないなと思った。
- No. 4 interglaciales Kobo Abe (Escrito por) Shinchosha (Casa editorial de) / 新潮文庫 1970年11月27日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) SF小説らしい。 書かれたのは1959年とのこと。 予言機械というものができて、とある男の未来を全て予言させようとする。 ところが男が事件に巻き込まれて…という話。 突然、水棲哺乳動物について語られた時はびっくりしたが、タイトルの意味と結びついていたんだな。 間氷期とは気候が温暖な時期のことを言うみたい。 著者は、日常的連続感から断絶して現れる未来について描きたかったようだ。 未来とは断絶の向こうに、「もの」のように現れたひとつの未来社会にほかならないのだとのこと。 本来的に残酷なものであり、現代の我々がユートピアとか地獄だとかと言って未来を裁くことはできないという。 逆に、未来が現在を裁くものととらえたらしい。 そうならば、未来を変えようとするよりも、未来にいかに順応するべきかを考えたほうがいいのかもしれない。 主人公が抵抗して奮闘して未来を変えるという話はよくあるけど、本書では、未来が主人公を押し潰してしまった。 ひとつの日常的連続感の死だという。 未来には何が起こるか分からないから、僕も日常にまどろんでいてはいけないのかもなと思った。