ドナルド・D. パルマー (Escrito por) / 澤田 直 (Traducción)
筑摩書房 (Casa editorial de) / ちくま学芸文庫
2003年10月 (Fecha de lanzamiento)
Edición de bolsillo (Formato)
20世紀の最も有名な哲学者ジャン=ポール・サルトルについての入門書。
サルトルは実存主義という言葉を作ったことで有名なのかな。
いろいろな本を読んでいると、「実存」というキーワードが時折登場してくるので、これは大事なのだろうと思い本書を手に取ったわけです。
本書では「嘔吐」、「存在と無」、「弁証法的理性批判」など、サルトルの著作物について説明されていたが、難しかったので僕はパラパラと読んだw
読みやすいように、イラストがたくさん描かれてはいたが…
実存主義とは「実存は本質に先立つ」ということらしい。
人間を本質から考えるのではなく、現在に投げ出され存在してしまっているという個々の実存の事実から捉える思想か。
自由である人間にとって、孤独や不安はつきものであり、その中で選択し創造していこうということみたい。
Artículos relacionados
- Niños dotados es de tres años.、7 años de edad、10¡Depende de la edad! Cómo entrenar tu cerebro 10 林 成之 (Escrito por) 幻冬舎 (Casa editorial de) / 幻冬舎新書 2010年12月31日 (Fecha de lanzamiento) Versión Kindle (Formato) 脳医学にもとづいた子育ての本。 子どもを単に頭のいい子にするのでなく、性格や人間力も育むにはどのようにしたらいいか書かれている。 脳の発達過程から、年齢ごとにアプローチも異なるみたい。 「0歳~3歳」、「3歳~7歳」、「7歳~10歳」、「10歳以降」の4つに分けて説明されている。 「0歳~3歳」では脳の本能を磨き、「心が伝わる脳」を育てる 無理やり知識をつめこんで、「学ぶことはつらい、おもしろくない」と思わせることは避ける。 「3歳~7歳」では脳にとって悪い習慣をやめ、「勉強やスポーツができる脳」のベースを育てる 「7歳~10歳」では自ら学ぶ「本当に頭がよい脳」を育てる うまく子供を導いて自主的にやらせる。 「10歳以降」は良い習慣を存分に生かし、「才能を発揮する脳」を伸ばしていく 10歳以降はどんどん勉強させる。 ということらしい。 他にも脳をきたえる10の方法というものが書かれていた。 物事に興味をもって、好きになると脳が十分働く。 Como un resultado、先生や指導者を嫌いにならず、好きになるのがいいということなどだ。 El resto、感動する力を育む、素直な性格がいいなどなど。 Sin duda、社会生活を送るうえで、そうした人間のほうがうまく社会に適応できるだろうな。 脳科学の面から考えても、脳の力が最大限発揮されて、いいことづくめらしい。 しかし僕はへそ曲がりなので、なかなか同意しかねる部分があった。 嫌いな先生はやっぱり嫌いだしなぁ・・・ 素直になれず、斜に構えてしまうこともあるし・・・ 暗い性格になってしまうと、脳の力もうまく発揮されず、いいことがないみたい。 困ったものだ。 そうした負の感情が昇華され、何かの分野で爆発してプラスに働くこともあるだろうと僕は信じたい。 それにしても、pequeño、中、高の先生や習い事とかの指導者がまだ未熟な子どもに与える影響というものは大きいんだな。 教師の責任は重大だ、しっかり自覚してもらいたいな。
- No. 4 interglaciales Kobo Abe (Escrito por) Shinchosha (Casa editorial de) / 新潮文庫 1970年11月27日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) SF小説らしい。 書かれたのは1959年とのこと。 予言機械というものができて、とある男の未来を全て予言させようとする。 ところが男が事件に巻き込まれて…という話。 突然、水棲哺乳動物について語られた時はびっくりしたが、タイトルの意味と結びついていたんだな。 間氷期とは気候が温暖な時期のことを言うみたい。 著者は、日常的連続感から断絶して現れる未来について描きたかったようだ。 未来とは断絶の向こうに、「もの」のように現れたひとつの未来社会にほかならないのだとのこと。 本来的に残酷なものであり、現代の我々がユートピアとか地獄だとかと言って未来を裁くことはできないという。 逆に、未来が現在を裁くものととらえたらしい。 そうならば、未来を変えようとするよりも、未来にいかに順応するべきかを考えたほうがいいのかもしれない。 主人公が抵抗して奮闘して未来を変えるという話はよくあるけど、本書では、未来が主人公を押し潰してしまった。 ひとつの日常的連続感の死だという。 未来には何が起こるか分からないから、僕も日常にまどろんでいてはいけないのかもなと思った。
- Leviathan ポール・オースター (Escrito por) / 柴田 元幸 (Traducción) Shinchosha (Casa editorial de) 1999En diciembre (Fecha de lanzamiento) Libro (Formato) ポール・オースターという作者の小説。 僕はポール・オースターの作品をあまり読んだことがなかった。 Antiguo、図書館で作品のどれかを借りたような気もするが、よく覚えていない。 そこで今回気になったリヴァイアサンという本を読んだ。 「リヴァイアサン」というのは登場人物で作家のベンジャミン・サックスがついに完成させることのなかった本の題名だ。 訳者あとがきによると、トマス・ホッブズによる近代国家論に関する書物の題名と同じでもあり、作者はいろいろな意味をこめて「リヴァイアサン」という題名をこの小説につけたみたい。 話の内容はというと、主人公のピーター・エアロンがベンジャミン・サックスという友人の男について語るもの。 実はサックスはアメリカ各地で自由の女神像を爆破した「自由の怪人(ファントム・オブ・リバティ)」だったのだ。 刺激的なキャッチコピーと題名に興味をひかれて、僕はこの小説を読み進めていったが、予想していたものとは違っていた。 「FBIの捜査をかいくぐって事件を起こすサックス、彼の動機は?、彼が追い続けた怪物リヴァイアサンとは…」というドキドキする内容ではなかった。 主人公とサックス、それを取り巻く女性たちがくっついたり、離れたりする展開が本の2/3を占めるだろうか。 Y、様々な偶然の積み重なりにより、サックスが自由の怪人となって爆死する… なかでもマリア・ターナーという女性がいろいろな事件のキーになっており、疫病神感が感じられた。 本人が意図する、しないにかかわらずトラブルをよく引き起こす女性というのはいるものだ。 この本の教訓は、「トラブルメーカーな女性には近づかない」ということかな。 そうは言っても、男はたまに理性を失って下半身で物事を考え始めるからな。 僕も気をつけないといけないな。 Además、サックスが変わるきっかけとなったのはとある事故だった。 事故などの衝撃的なできごとで、人間に一夜にして大きな変化が起こることがあるのだろうか? 人間が変わるには大きなエネルギーが必要だと僕は思う。 普通は変わりたいと思っても、簡単には変われない。 努力が必要だったり、長い時間をかけないといけなかったり、環境の変化も必要かもしれない。 その経験というインプットの積み重ねがあって、人は変わっていくのではないだろうか。 Pero、ショッキングな体験をして瞬間的にドカンとエネルギーを受けてしまうことと、長い年月をかけて少しずつエネルギーを受けることは、総量としては同じことか。 事故とかの大きな経験を境に、自身の人生観が変わってしまうことはあり得るのかもしれない。 僕は今のところ、変わりたいという願望はない。 変わらなくて大丈夫です。