貫井 徳郎 (Escrito por)
朝日新聞出版 (Casa editorial de) / 朝日文庫
2011年11月4日 (Fecha de lanzamiento)
Edición de bolsillo (Formato)
ミステリー小説。
一般市民の小さなモラルなき行為が積み重なって「殺人」が起きる…
登場人物にちょっと性格悪い人が多くないか?とも思ったが、このくらいの行為をする人たちは現実社会にもいるだろうな。
人間のエゴイズムかー
社会倫理を大事にしないといけないね。
後半で、主人公の加山がホームページを作ってメールを受け取る場面が僕は印象に残った。
批判的な意見に落ち込む気持ちは分かる…
世間のマジョリティの意見が自分の意見と違う場合はさらに大変だろう。
同情してくれる人がいれば喜び、批判的なメールならば落ち込む。感情は一日のうちに何度も上昇と下降を繰り返し、その振れ幅の広さ故に徐々に脆くなっているのが感じられた。
(p.568)
最近はインターネット社会だからダイレクトに人の反応が返ってくる。
自分に合った距離感を見つけてインターネットと付き合わないと疲れちゃうよな。
Bien、意外と優しい人が多かったりするんじゃないかと僕は思っているが。
Última、岬での青い海と夕日の情景がせつない。
この作者の本を僕は初めて読んだのだが、他の作品も読んでみようかな。
本書がけっこう分厚かったので最初は読むのが大変かな~と思ったのだが、読みやすくておもしろかった。
最近の僕は厚くて長い本を読もうとチャレンジする気持ちがなくなってきて、困ったものだ。
本書については、後半は夢中になって一気に読みました。
久々に夜更かししてしまったな。
Artículos relacionados
- Niños dotados es de tres años.、7 años de edad、10¡Depende de la edad! Cómo entrenar tu cerebro 10 林 成之 (Escrito por) 幻冬舎 (Casa editorial de) / 幻冬舎新書 2010年12月31日 (Fecha de lanzamiento) Versión Kindle (Formato) 脳医学にもとづいた子育ての本。 子どもを単に頭のいい子にするのでなく、性格や人間力も育むにはどのようにしたらいいか書かれている。 脳の発達過程から、年齢ごとにアプローチも異なるみたい。 「0歳~3歳」、「3歳~7歳」、「7歳~10歳」、「10歳以降」の4つに分けて説明されている。 「0歳~3歳」では脳の本能を磨き、「心が伝わる脳」を育てる 無理やり知識をつめこんで、「学ぶことはつらい、おもしろくない」と思わせることは避ける。 「3歳~7歳」では脳にとって悪い習慣をやめ、「勉強やスポーツができる脳」のベースを育てる 「7歳~10歳」では自ら学ぶ「本当に頭がよい脳」を育てる うまく子供を導いて自主的にやらせる。 「10歳以降」は良い習慣を存分に生かし、「才能を発揮する脳」を伸ばしていく 10歳以降はどんどん勉強させる。 ということらしい。 他にも脳をきたえる10の方法というものが書かれていた。 物事に興味をもって、好きになると脳が十分働く。 Como un resultado、先生や指導者を嫌いにならず、好きになるのがいいということなどだ。 El resto、感動する力を育む、素直な性格がいいなどなど。 Sin duda、社会生活を送るうえで、そうした人間のほうがうまく社会に適応できるだろうな。 脳科学の面から考えても、脳の力が最大限発揮されて、いいことづくめらしい。 しかし僕はへそ曲がりなので、なかなか同意しかねる部分があった。 嫌いな先生はやっぱり嫌いだしなぁ・・・ 素直になれず、斜に構えてしまうこともあるし・・・ 暗い性格になってしまうと、脳の力もうまく発揮されず、いいことがないみたい。 困ったものだ。 そうした負の感情が昇華され、何かの分野で爆発してプラスに働くこともあるだろうと僕は信じたい。 それにしても、pequeño、中、高の先生や習い事とかの指導者がまだ未熟な子どもに与える影響というものは大きいんだな。 教師の責任は重大だ、しっかり自覚してもらいたいな。
- Crónicas Marcianas レイ・ブラッドベリ (Escrito por) / 小笠原 豊樹 (Traducción) Hayakawa Shobo (Casa editorial de) / ハヤカワ文庫SF 2010年7月10日 (Fecha de lanzamiento) Versión Kindle (Formato) だいぶ前に読んだ本なので記憶が曖昧だが、感想を書きます。 僕が読んだのは文庫版の旧バージョンです。 人類が火星に移住する物語を26の短編で綴った作品。 地球人が火星に探検隊を送るが、テレパシーや催眠術を持つ火星人の抵抗にあい、第3探検隊までが死亡してしまう。 そして送られた第4探検隊… そうしてるうちに地球では戦争が勃発する。 残してきた家族を心配し、大勢が地球に帰還した。 その後、火星では… 最後の短編「二〇二六年十月 百万年ピクニック」が印象的だ。 「ぼく、とても火星人が見たかったんだ」 (中略...) 火星人がそこにいた。ティモシイは震えはじめた。 (中略...) 火星人たちは、ひたひたと漣波の立つ水のおもてから、いつまでもいつまでも、黙ったまま、じっとみんなを見上げていた。 (p.388-389) もういなくなったと思っていたが、火星人は確かに存在したのだった。 どこか哀愁を感じさせる、考えさせられるラストで、記憶に残った。 短編を連作にすることでいろんなエピソードをつめこんで、1冊の本として読んだ時に火星の年代記が情景として浮かび上がってくるんですね。 僕たちが住んでいる現実の地球も戦争とかで急に滅んでしまうとも限らない。 この本はSFだけど、その点はリアリティがあるなと思った。 地球を大事にして生活しないといけないね。
- 京都ぎらい 井上章一 朝日新聞出版 / 朝日新書 2016年3月4日 (Fecha de lanzamiento) E-book (Forma de emisión) あこがれを集める歴史の都・京都。 そんな古都を「きらい」と明言するのは、京都育ちで、ずっと京都に住んでいる著者だ。 衝撃の新・京都論という本。 センセーショナルなタイトルがついているが、読むと勉強になった。 仏教、歴史などに詳しい。 "西芳寺(苔寺)・ Saiho-ji (Moss Temple)" by EYLC is licensed under CC BY-NC-ND 2.0 . 僕の知り合いに京都に住んでいた人がいる。 一度訪れてみたい。 近年放火事件が起こったが言語道断である。 気をつけなければいけないな。 盂蘭盆会の季節がやってきた。 今年も鎮魂の思いである。 イベントにも行ってみたい。 昔テレビで京都のある店について見たことがある。 川の上に木のお座敷を作って料理を食べていた。 関心深い。 鱧の料理だったかしら。 五山送り火の放送も見たことがある。 風物詩なのだろう。 私の地元では灯籠流しをしたりする。 火を送るという事かな。 親戚一同が集って会話に花が咲く。 浪人生の蟷螂の斧もスイカを買いに行った。 10浪の蟷螂の灯籠流しである。 日本三景がある。 安芸の宮島、天橋立、松島だ。 松島は3.11の津波で被害を受けた。 復興したのだろうか。 調べてみようと思った。 安芸の宮島では140年の鳥居の修繕工事が行われていた。 シカも有名だ。 チデジカというものもあったな。 東京タワーの名残りだ。 京都タワーは電波塔だろうか。 Pero、そんなことはどうでもいいのだと思わせてくれる光景に、私は京都で出会っている。祇園にあった、マハラジャという名のディスコで。 (二 p.94) 坊主と芸子がディスコにいたというのだ。 驚きだ。 バブルの泡沫。