ミッドナイト・イン・パリ

オーウェン・ウィルソン, マリオン・コティヤール, レイチェル・マクアダムス (Fundido) ウディ・アレン (Director) Kadokawa Shoten (Vendido desde) 201325 de octubre de (Fecha de lanzamiento) Blu-ray (Formato) 主人公が1920年代のパリにタイムスリップしてしまうというストーリー昔の有名な作家画家などが続々登場する僕には誰だか分かる人もいれば分からない人もいた知識が問われるな… 結果的にはハッピーエンドということだろうよかったよかった。 … Continue readingミッドナイト・イン・パリ

リトル・ミス・サンシャイン

アビゲイル・ブレスリン, グレッグ・キニア, ポール・ダノ, アラン・アーキン, トニ・コレット (Fundido) ジョナサン・デイトン, ヴァレリー・ファリス (Director) FOX (Proporcionar) 2006año (Fecha de lanzamiento) Vídeo Prime (Formato) ひょんなことから全米リトルミスコンテストに出場することになった田舎町在住のオリーブ落ちこぼれ家族はオンボロ車で会場を目指す…という物語だ家族のキャラクターがユニークで魅力的だったクラッチが故障した黄色い車も小道具?としていい味を出している世の中には2種類の人間がいます勝ち組と負け組です (冒頭の父リチャードの台詞) この父の台詞が家族自らを縛ることになるとは英語だとThere are two kinds of people in this world.というのか「世の中には2種類の人間が~」というフレーズは誰が言い始めたのか分からないが断定的でなんとなくおもしろい本当に人は2つのタイプに分けられるものかしら。 … Continue readingリトル・ミス・サンシャイン

Su forma de hacer las cosas

沢木 耕太郎 (Escrito por) Shinchosha (Casa editorial de) / 新潮文庫 1996年3月28日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) コラムでもエッセイでもノンフィクションでも小説でもないと著者が語る新しいスタイルの33の物語とのことアメリカの新聞に連載されているようなコラムを目指しているうちに新たな境地に達したということみたいだおもしろかったのは「鉄塔を登る男」「砂漠の雪」かな東京タワーのてっぺんのライトを取り換える人とアラビア文字の書道家となった人ノンフィクションジャンルで多種多様なエピソードを見つけるには取材が必要というのが今回の僕の発見だった一方小説では必ずしも取材が必要というわけではないのか自分の経験次第で…というところか

雪国

川端 康成 (Escrito por) Shinchosha (Casa editorial de) / 新潮文庫 2006年5月 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) なんとなくこの著者の作品を読んでみた新日本風土記というテレビ番組の「雪の夜」を見たことがあるがそこで登場した新潟の風景が思い起こされた番組では江戸時代の名著であるという鈴木牧之さんの北越雪譜などが紹介されていたのだが本作の舞台はそのような世界なのだページをめくってみるとけっこうアダルトな小説という印象注解によると直接的な表現はないにもかかわらずだがこの行間の表現力がすごいところなのかあとラストがこんな感じだったとは解説を読むと本書は一般的には心理小説というものらしい三田誠広さんは耽美小説(幻想小説の1ジャンル?)と括っていて僕にはそっちのほうがしっくりくる気がするけども幻想的な女性像を描いているということかなこれまた注解によると主人公の島村は作者自身ではなく男としての存在ですらないというヒロインをうつす鏡のようなものとのこともともと幻想のヒロインありきで作られた小説なのだなどうりで島村の台詞はだんだんとハーレムアニメの主人公の台詞のように空虚になってくると思ったのだよ。 sin embargo、鏡があってこそヒロインの美しさが際立つという気もする再び巻末の解説に書いてあったようにこのような傍観者的な目を持つ人物を登場させる作風が作者のスタイルなのかしら初心者の僕には分からないのであったこれが日本文学の代表作なのかぁ

内なる辺境

Kobo Abe (Escrito por) Chūō Kōron Shinsha (Casa editorial de) / 中公文庫 1975年7月10日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) 3編の連作エッセイ巻末の解説によるとエッセイというより論文? 本書のテーマは国家と現代の平和正統と異端についてから始まる。 Y、定まった土地で農耕をする定着民と定着を拒んだ遊牧民に関して人間の歴史が語られる最後の表題作は都市的な性格を持つというある人種と農民的な姿をとって現れる国家両者の葛藤についてかな分かったような分からないような。 Según el comentario de、3つの論文を統一するテーマは正統と異端の対立とのこと農耕民族的特徴をもつ国家(正統派)と内なる辺境である移動社会または都市(異端派)著者はあくまで辺境側異端的な立場みたいだ安部さんはこのような視点を持っていたのかまた新たな観点から著者の作品を鑑賞することができそうな気がした

プールサイド・デイズ

リアム・ジェームズ, サム・ロックウェル, アナソフィア・ロブ, スティーヴ・カレル, トニ・コレット (Fundido) ジム・ラッシュ, ナット・ファクソン (Director) FOX (Proporcionar) 20153 de julio - (Fecha de lanzamiento) Vídeo Prime (Formato) さえない少年のひと夏の友情と恋を描く青春ムービー母の彼氏トレントの別荘を家族で訪れることになったダンカン近所にはスザンナという女の子が住んでいる別荘に居場所がないダンカンは偶然ウォーターパークに立ち寄るのだがそこで出会ったオーウェンたちとの交流を通して忘れがたい経験をするのだったモデルを見て行動し結果を褒められて自信をつけること他者から認められることが成長には必要なのかなと思う誰しもが心弾むであろう夏のプールサイドの情景の下楽しく働くオーウェンらは魅力的な存在だダンカンにとって理想郷であるウォーターパーク。 Y、ウォーターパークは最後まで理想郷であり続けた僕的にはそこが良かったなぁなんて若者を受け入れて成長できる居場所を社会に作り維持することは大人の務めであろう視聴後温かな気持ちになる映画だった

Triste sonido de la luz y el techo

耕 治人 (Escrito por)Kodansha (Casa editorial de) / 講談社文芸文庫1991年5月10日 (Fecha de lanzamiento)Versión Kindle (Formato) 所謂命終3部作が収録された短編集だという著者は千家元麿さんという詩人に師事していたそうで千家さんの作品と思い出から師について読み解く作品が2作あと著者の私小説が4作載っていた淡々とした中に作者の人生の喜びと悲しみが感じられる静かな作品という印象だったな表題作はある日著者の生涯を貫いた「一条の光」についてと妻との最晩年の日々を描いた3部作の1篇だどちらも僕の心には感じるものがあった人間だれだってこれだ!と思うことにぶつかるものなのだ。3部作は著者が80歳になる直前から81歳で他界するまでの2年間に書かれたようで認知症老々介護デイホーム老人ホーム入院…と高齢化社会の現在の問題を先取りしたかのような時代性が感じられたラストで夫婦が再開する場面は会うことができてよかったなぁと思うこの本を読んで僕が今まで名前もよく知らなかったとある人の人生を垣間見た感じがする無数の人がこの世界にはいるわけだが人間という存在一人一人の人生には重みがあるな

Imágenes de miedo: La muerte y la doncella

中野 京子 (Escrito por) Kadokawa Shoten(角川グループパブリッシング) (Casa editorial de) / 角川文庫 2012年8月25日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) 怖い絵シリーズの第2弾今回僕が印象的だったのは次の作品かなレーピン-皇女ソフィア セガンティーニ-悪しき母たち アンソール-仮面にかこまれた自画像 ホガース-ジン横丁 ゴヤ-マドリッド一八〇八年五月三日 アンソールの「仮面にかこまれた自画像」はどこかで目にしたことがあると思ったがとある文庫本の表紙だったのだなホガースの作品は別の作品「ビール街」と対になっているという作者が得意とした風刺的な物語画らしく怖いがちょっと面白いゴヤの絵も緊張感があって迫力がある… これが傑作なのだなぁ

アメリカ感情旅行

安岡 章太郎 (Escrito por) Iwanami Shoten (Casa editorial de) / 岩波新書 1962年2月28日 (Fecha de lanzamiento) Nuevo libro (Formato) 1960-1961年の半年間留学生としてアメリカテネシー州のナッシュヴィルで過ごした作家の手記本書では日々の生活の様子が読みやすく描かれているアメリカは広大で気候も厳しいみたいナッシュヴィルはアメリカ南部と北部の境に位置する街とのこと著者は人々とのかかわりの中で南部と北部の対立人種偏見差別などの問題を実際に感じいろいろ考えたようだだが暗い感じの語り口ではなく英語がまだまだ得意でない著者が親切な住人たちに翻弄されるという図式が多かったかな僕も最近さぼっている語学の勉強をしないと

殺人犯はそこにいる

清水 潔 (Escrito por) Shinchosha (Casa editorial de) / 新潮文庫 2016年5月28日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) Amazonでかなりの高評価である本書を読んだ実在の事件を扱ったノンフィクションドキュメントだ北関東栃木と群馬で起きた連続誘拐殺人事件。 Pero、全てが連続事件とは見なされずのちに1件の事件のみが容疑者逮捕により解決済みとされたらしい本書では警察の捜査に疑問を持った著者の執念の取材により驚くべき事実が明らかになる… 僕は読んでみて事件を追う著者の思い被害者家族の悲しみマスコミの過剰報道警察捜査の杜撰さと隠ぺい体質えん罪被害者の苦しみ真犯人への憤りなどを感じた警察捜査、Ley、裁判報道… 日本の古い社会システムのひずみがあちこちで生じているのかもしれないそれにしても著者の地道な取材が社会を動かしたわけですごいものだ調査報道か一人一人の心がけでこれからの社会をよりよくしていきたいと思った

La cadena de fumar

沢木 耕太郎 (Escrito por) Shinchosha (Casa editorial de) / 新潮文庫 1996年3月28日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) 15編が収録されたエッセイ集著者の知り合いの多さ読書家である様子が伝わってくる僕が特に興味をひかれたのは「君だけがしっている」と「赤や緑や青や黄や」かな前者では献辞についての話が書かれていた献辞とは本の冒頭によく書かれている「誰々へこの本を捧げる」というやつだそこにはパターンがあるのではと著者はいう著者の分析は面白い後者は公衆電話の話今の時代は公衆電話を見つけるのが大変そうだ本書を読んで著者が結婚していて子供もいるということを知り驚いた独身なのではないかというイメージを勝手に持っていたので。 El resto、小島武さんの挿絵が僕は気に入った特にP.19とP.69P.255の絵かなこれらは鉛筆で描かれたものなのだろうか表紙の装画もいいな~

Bourbon Street

沢木 耕太郎 (Escrito por)Shinchosha (Casa editorial de) / 新潮文庫1989年5月29日 (Fecha de lanzamiento)Edición de bolsillo (Formato) ニュージャーナリズムの旗手であるという著者の15編のエッセイが収められた本本書は講談社エッセイ賞を受賞したらしいニュージャーナリズムという言葉はどこかで聞いたことがあると思ったらこの間読んだトルーマン・カポーティの作品のあとがきで触れられていたのかジャーナリズムにフィクションの技法を取り入れたということらしい「奇妙なワシ」の類型的な表現についての考え「退屈の効用」の下北沢の高校生の話「ぼくも散歩と古本が好き」が僕は印象に残った。El resto、著者は知り合いが多いんだなと感じたすぐ影響される僕もエッセイを書いてみたくなったな

Fotos de miedo

中野 京子 (Escrito por) Kadokawa Shoten (Casa editorial de) / 角川文庫 2013年7月25日 (Fecha de lanzamiento) Edición de bolsillo (Formato) 恐怖をテーマにしてベストセラーになった怖い絵シリーズこれまで恐怖とは無縁と思われていた作品が思いもよらない怖さを忍ばせているという驚きと知的興奮を伝えている昨年は「怖い絵展」という展覧会も開かれたらしい本書で僕が怖いと思ったのは以下の作品などかなラ・トゥール-「いかさま師」 ゴヤ-「我が子を喰らうサトゥルヌス」 ベーコン-「ベラスケスによる習作」 ルドン-「キュクロプス」 グリューネヴァルト-「イーゼンハイムの祭壇画」 ゴヤ、Tocino、ルドンの作品は作品の背景を知らなくても一目見ただけで怖さ不気味さが感じられた。 Además、著者の解説を読んでさらによく作品について知ることができた一方ラ・トゥールとグリューネヴァルトの作品は一見したところ僕はそんなに怖いとは思わなかったが(後者はけっこう恐ろしいけども)説明を読んだら怖くなってきた特にグリューネヴァルト作「イーゼンハイムの祭壇画」は聖アントニウス病という観点から見ると凄味が増すのだな…