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The Mysterious Story of the Yama-Kai Yaman

The Mysterious Story of the Yama-Kai Yaman

田中 康弘 (Written by)
Yamato Keiyasha (Publishing House)
2015年6月6日 (Release date)
Kindle version (Format)

著者が山での不思議な出来事の体験談を集めた本
阿仁マタギの語る話などが書かれている
本書は怪談というよりは民話に近いのかもしれない
狐に化かされたという話が多かった気がする
というのも不思議なことをなんでもかんでも狐のせいにしたということらしいが
狸は音をまねするくらいであまり化かさないみたいだな
The rest、3章の「タマシイとの邂逅」はけっこう怖かった

Also、まえがきに書かれていたが除雪という作業が昔はなかったという話には驚いた
玄関先や窓だけ雪を退け必要な道を皆で踏み固めるだけだったという
自動車を使うようになったことで道路や家のまわりの除雪をしなければならなくなったらしい
昔は雪かきという作業は一切なくただひたすら春になるのを待つだけだったみたい
屋根の雪下ろしとかはどうしてたんだろうか?
そんなにひんぱんにはやらなかったのかな

At last、あとがきに書かれている著者の考えが印象的だ

ホラー映画のようにこれでもかとけたたましく人を怖がらせる何かは山に存在しない
むしろ逆でしみじみとそしてじわじわと恐怖心は湧き起こる
(おわりに、Unknown number of pages for e-books)

たしかにこの本を読んだ印象とピッタリだと感じた
それぞれのエピソードは幽霊がばあっと驚かすような怖いものでなく自分の知り合いから不思議な話を聞いているような感覚で読み進めることができた
山の不思議な話を語り継ぐ人は近年減っているようだ
寂しさを感じるなぁ

山での恐怖心を感じるか感じないかは個人の感性によるという
何も感じない人もいるかもしれないが著者も言うようにやっぱり山には人を畏怖させる何かがあるのだろうと僕は思った

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