貫井 徳郎 (Written by)
東京創元社 (Publishing House) / 創元推理文庫
2009年4月5日 (Release date)
Bunko (Format)
映画化もされたというミステリー小説。
理想の家族に見えた一家が事件に巻き込まれる。
隣人、友人らが語るエピソードを通して浮かび上がる彼らの人となり。
そして事件の真相は…
読みやすくて僕は一気に読んだ。
著者が描く人間関係のドロドロ感というか裏がある感じが気になって読み進めてしまうのかもしれない。
読んだあとはちょっと人間不信になると思った。
社会は僕が思っている以上に割り切れないモヤモヤした感じなのだろうか。
Related Posts
- ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解 トム・デマルコ (Written by) / 伊豆原 弓 (Translation) 日経BP社 (Publishing House) 2001年11月26日 (Release date) Hardcover (Format) 良い企業にはゆとりが必要で中間管理職も必要だというようなことを書いている本。 組織の再生つまり、学習と変化は組織図の階層の中間の空白部分で起こるという。 印象に残ったことをメモしておく。 マトリックス経営の仕事の切り替えに伴うロス リスターの法則 まちがった管理の法則 目標管理はやめろ テーラーリズムを超えて 信頼関係を築くための親たちのルール 変化のタイミング 学習プロセスの典型的なモデル リスク管理の必要性 管理者が管理の挑戦から逃避して低レベルの仕事をすべきではないという考えを読んで、そういうものかと思った。
- Catcher in the Rye J.D. Salinger (Written by) / Takashi Nozaki (Translation) Shiramizusha (Publishing House) / 白水Uブックス 1984年5月20日 (Release date) New book (Format) Famous Novels。 It was a long time ago that I read it.、There are a lot of scenes that I remember.。 The story is about Holden, the main character who was released from high school in Japan, and wanders around the city.。 There are two scenes that I like、Both are where Phoebe, the main character's sister, comes out.。 1The main character who sneaked home suddenly starts crying in front of his sister.。 Phoebe puts her arm around my neck、I put my arm around her body again、After all, I couldn't cry for a long time.。 (中略) いやあ、Poor thing、I'm so sleeping at Phoebe.。 (p.279-280) 主人公を懸命になだめようとする妹のフィービーに母性を感じますね。 Holden had a lot of trouble, too.。 I had the impression that my life was empty.。 I haven't seen my sister in a long time.、泣くことを我慢することができなかったのかな… 2つめはホールデンが回転木馬に乗ったフィービーを見てると雨が急に降りだすシーン。 Watch Phoebe go round and round、Suddenly、I felt so happy.。 (中略) ただ、Phoebe.、Wearing a blue over or something、Whirled、Whirled、The figure that continues to go around、It just looked a little beautiful.。 (p.330) どしゃ降りの雨に濡れながら、Holden, who was watching Phoebe, suddenly felt happy.。 It's an impressive scene in me.。 When I read it, the scene comes to mind.。 It's like Holden, who doesn't get along well, feels that he has affection for his sister Phoebe.。 Look at the innocent Phoebe.、Moment、I wonder if my feelings were called up.。 Holden's the last.、He's in the hospital.、I want you to do your best for the next life.。 Is it peculiar to puberty that he doesn't get used to society well?、Or maybe it's because of illness.、I think it's going to get better and better if I'm alive.。
- The Life of Kappa and Ora-Akuma 芥川 龍之介 (Written by) Shinchosha (Publishing House) / 新潮文庫 1968年12月15日 (Release date) Bunko (Format) 本巻には表題の短編「河童」が収められている。 「河童」は次のように始まる。 これは或精神病院の患者、第二十三号が誰にでもしゃべる話である。 (p.66) ある男が河童の国へ行ってきたというのだ。 But、その男は今は正気を疑われて精神病院に入院している。 僕は本当に河童の国があったのかもと思って読んでいたが、終盤になると、河童の友達が持って来てくれたという黒百合の花束が存在しなかったり、電話帳を河童の国で出版された詩集だと言ったりと、状況が怪しくなってくる。 やっぱり河童の国なんてものはなく、この男は精神を病んでいたのだろう。 ファンタジーを現実と錯覚させるかのような不思議な魅力のある小説だった。 However,、このような小説を書くなんて著者の芥川龍之介も病んでいたんだなぁ。 昔は今みたいにいい薬もなかっただろうし、病気になると大変だっただろう。 著者は1927年に亡くなったとのことで、約90年前か。 現代社会では何かと精神が疲れることが多いが、昔から同じようなことはあったんだなと感じた。